“塩ヨーグルト”レシピ本の出版ラッシュ! 塩麹より手軽で万能?

 書店の料理本コーナーに異変が起きている。最近までは昨年からブームの「塩麹」レシピ本が平積みされていたが、ここに来て、塩分をプラスしたヨーグルトを料理に使うレシピ本が目立っている。調べてみると、ここ1カ月程度で5冊も新刊本が発売されていた。ほぼ週に1冊のペースで新しいレシピ本が登場しているのだ。

 ヨーグルトを水切りしてデザートなどに使用する「水切りヨーグルト」はこれまでにも小さなブームがあったが、今回注目されているのは、ヨーグルトに塩分を加えてさまざまな料理に使用する“塩ヨーグルト”という切り口だ。

6月29日発売「簡単! おいしい! きれいになる! 水切りヨーグルトレシピ」(牧野 直子著/講談社刊、1260円)
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7月13日発売「塩ヨーグルトをはじめよう~ヘルシー&美味な簡単レシピ65~」(佐藤わか子著/文藝春秋刊、1418円)
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7月20日発売「魔法の水切り塩ヨーグルトレシピ:おどろきの新食感」(林 幸子著/小学館刊、1260円)
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8月1日発売「こんなに使えるヨーグルトのレシピ」(ほりえ さちこ著/家の光協会刊、1050円)
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8月1日発売「~乳酸菌でまろやかヘルシー! ~小岩井ヨーグルトレシピ」(小岩井乳業監修/ワニブックス刊、900円)
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 しかし、なぜ今“塩ヨーグルト”なのか。

 書籍「塩ヨーグルトをはじめよう」編集担当の文藝春秋・井上敬子氏は、「かねてより塩麹や発酵食が大ブームで、ヨーグルトはダイエット効果やインフルエンザ予防効果など、新たな健康効果も注目されていた。しかし『ヨーグルトを料理に使う』という発想の本はまだほとんど出ておらず、世界のヨーグルト料理を研究している佐藤わか子氏とともにレシピ本を企画。その共通項をくくって”塩ヨーグルト”をコンセプトにした」という。“ヨーグルト料理=異国風の料理=好き嫌いがある”というイメージを打ち破るべく、同書では和食や日常の家庭料理にも無理なく合わせられるレシピを多数掲載したとのこと。

 同書のカバーには、「塩麹より手軽で万能!」と大きく書かれている。塩麹は確かにおいしいし便利なので、筆者も昨年来ずっと愛用していた。しかし賞味期限が中途半端に長いため、うっかり使いそびれてダメにしてしまったり、賞味期限が近くなってあわてて使ったりすることが多かった。また価格も毎日使うには少し割高感があった。

 しかしヨーグルトならいつも冷蔵庫に買い置きがあり、それを使ってその都度作れば賞味期限を気にしなくていいし、経済的だ。がぜん興味がわいてきたので、著者の佐藤わか子氏に直撃し、塩ヨーグルト料理のメリットについて詳しく聞いた。