ここ数年広がっている“おしゃれステテコ”人気。最初に仕掛けたのはウェブ上に「ステテコ研究所」を開設した「steteco.com」といわれているが、その後、インナーメーカーや有名アパレルブランドなどが続々参入。昨年夏は節電テクのひとつとしてステテコが各方面で取り上げられたこともあって、百貨店でも飛ぶように売れた。

 今年になってもその勢いは衰えず、Tシャツの定番ブランド「ヘインズ」が2011年から発売している「ネオテコ」の受注数は今年、前年の約2.5倍を記録。また昨年、2万3000枚売り上げた「ワコール」の女性向けのステテコ「女子テコ」は、今年はその4倍強、10万枚の売り上げを目標にしている。「部屋着カテゴリーで10万枚の売り上げ目標という商品は、これまであまりなかった」(ワコール)という。

 さらに今年は、ユニクロが本格的にステテコ市場に参入。「ステテコのはき方がわからない」という人のために、全店舗に専門のスタッフ「ステテコアドバイザー」を配置。旗艦店である銀座店には「ステテコ BAR」をオープン(7月16日まで)。「ステテコとは何か」を解説する記事風の新聞広告を打つなど、ステテコを知らない世代への啓蒙に本腰を入れている。

ステテコ BARではステテコバーテンダーがその人にぴったりのステテコを選んだり、ステテコにあったコーディネイトをしてくれるという
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ステテコのよさを伝える新聞広告。ステテコはインナーとして着用すればズボンの汗ジミなどを防ぎ、摩擦による生地の傷みを軽減して長持ちさせることができる。またルームウエアとしては、ひざ下丈で肌が隠れる面積が多いため見られても安心感がある。吸汗性、速乾性、通気性に優れているので涼しく、家庭での節電にも効果的だという
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ヘインズがウェブサイトで提案している「ネオテコパーティー」。実際に文化服装学院の学生にネオテコを着用してもらい、パーティーを楽しんでいる様子を撮影した
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 しかし実は筆者の周りには、愛用者があまり見当たらない。ネット上でも「そもそも下着なのか、アウターなのかわからない」「外にはいて出てもいいのか?」「パンツははくべき?」といった素朴な疑問をよく目にする。いったい、昨今流行しているニュータイプのステテコとはどんなポジションのアイテムで、どうはくのが正解なのか。またどんな人が愛用しているのか。「ユニクロ」「ヘインズ」「ワコール」、そして2012年7月からティーンズ向けのステテコを投入する「アディダス」に、まずは基本的な疑問をぶつけてみた。