米国でセレブ御用達の高級チョコレート専門店といえば、ニューヨーク・ソーホーに構えるマリベルが有名だ。2000年のオープン以来、色鮮やかな絵柄がプリントされたガナッシュやホットチョコレートが人気を呼び、一躍有名店に。常連客はヒラリー・クリントン、メグ・ライアンなど。生前のスティーブ・ジョブズも通っていたという。そのマリベルが2012年4月24日、日本にショップをオープンした。しかも、その場所はデパ地下でも東京でもなく、京都だ。

 マリベルのチョコレートは最高級のカカオを使い、砂糖に頼らずその素材の味を生かした製法が特徴だ。味だけではない。創業者の女性で、現在もニューヨーク本店の店主であるマリベル・リバーマン氏の熱い思いが、商品や接客に表れている。例えば、代表商品である3cm四方のチョコレート「SIGNATURE ART GANACHE」は、表面にマリベル氏の夫がデザインした絵が描かれ、さらにマリベル氏本人がしたためたポエムの冊子が添えられている。また、マリベル氏は来店する有名なセレブたちを特別扱いせず、とてもフランクかつ愛情深く接客しているという。そんなマリベル氏の姿勢が来店客の共感を呼び、同店が有名店になったのは間違いない。

代表商品である「SIGNATURE ART GANACHE」は全25種類。人気はミルクチョコレート、ピスタチオなどで、1個単位で購入できる
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「SIGNATURE ART GANACHE」の表面にはマリベル氏の夫がデザインした絵が描かれている
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「SIGNATURE ART GANACHE」に添えられているマリベル氏がしたためたポエムの冊子
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 このマリベル、実はニューヨークの本店以外に出店したのは日本が初めて。なぜ京都に上陸したのか。その理由は、マリベル氏のこだわりと、マリベル京都本店の運営会社・マリベルジャパンの社長を務める岩城紀子氏のマリベルに対する強い情熱にあった。