この記事は日経トレンディ2012年4月号(3月3日発売)特集「新・東京 マル得ランキング」から転載したものです。情報は基本的に発売時点のものとなります。

 「会いにいけるアイドル」のコンセプトの下、AKB48が秋葉原に専用劇場を構えたのは05年のこと。その後、アイドルやタレントに会えることを売りにしたスポットが全国に増えているが、東京ではさらに進化。今注目は、「接近できる」スポットだ。

 昨年12月、秋葉原にオープンした「AKIHABARAバックステージpass」は、モーニング娘。のプロデューサー、つんく♂氏とアキバ系クリエーターの志倉千代丸氏が手がける「アイドル育成型エンターテイメントカフェ」。店には、総勢100人以上の「キャスト」と呼ばれるアイドル候補生が在籍し、ホールで接客。訪れる客は「プロデューサー」として、店の飲食などでためたポイントを応援したいキャストに与える。ポイントが多いキャストは、イベントや取材に優先的にブッキングされるという仕組みだ。平日昼はキャストと話すチャンスも多く、「距離が近くて親しくなれるので、つい通ってしまう」と、常連客はその魅力を語る。つんく♂氏は店を始めたきっかけを、「アイドルを目指す子たちが働きながら成長していく場所が欲しかった。自分がバンド時代にそういう場所があったらと思っていたので」と話す。今後は、キャストのCDデビューなども計画しているという。

遭遇率100%アイドル
AKIHABARAバックステージpass
 つんく♂氏らがプロデュースするアイドル育成シミュレーションカフェ。アイドルにポイントを与えられるだけでなく、客もアシスタントプロデューサーからスタートし、蓄積ポイントによってランクが上がるなど、至る所に仕掛けを用意している。
開店以来、ほぼ毎日来店する常連客もいる
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客はランクに応じたカードをもらえる
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キャストの赤羽つぶらさん
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