アップルは2012年2月22日、iTunesを大幅刷新し、クラウド型音楽配信サービス「iTunes in the Cloud」を日本でも開始した。iPhoneで曲を購入すると自分のMacやPC、iPadなどにも自動的に曲が配信される。同期をしたり、バックアップをしたりする手間がなくなり、音楽ファイルの取り扱いがこれまでよりも大幅に簡素化される。CDなどから取り込んだ曲を「iTunes Store」で購入した曲と同じように扱える「iTunes Match」も年内に国内でスタートすることも明らかになった。クラウド型で音楽を楽しむ環境が急速に整うことになる。

 22日に始まったのはiTunes in the Cloudだけではない。大幅に強化された新しいiTunesについて、米アップルのiTunes アジア太平洋地域&カナダ担当シニア・ディレクターのピーター・ロウ氏に話を聞いた。

7つの新機能でiTunes Storeがもっと便利になる

 ロウ氏によると、アップルは現在123カ国で「iTunes Store」を運営しており、その中の51カ国で音楽配信サービスを提供している。取り扱い楽曲数は2000万曲以上。サービス開始から累計で160億曲以上がダウンロードされ、世界で一番多く曲を販売しているストアに成長した。日本では2005年にiTunes Storeを立ち上げ、2007年にWi-Fi対応、2008年にApp Storeを開始、2010年に映画配信を始めるなど機能拡張を続けてきた。

 今回の具体的な強化点は以下の7つだ。(1)3Gネットワークでのダウンロード、(2)iTunes in the Cloudの開始、(3)取り扱い曲をすべてiTunes Plusフォーマット化、(4)着信音/通知音の配信、(5)コンプリート・マイ・アルバム機能の追加、(6)ザ・ビートルズの限定着信音の配信、(7)Mastered for iTunesの開始。

2012年2月22日に大幅に機能強化を図ったiTunes Store
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