スマートフォン(以下、スマホ)の利用料を1円でも安く抑えたい――。こうした願いをかなえるサービスが人気を呼んでいる。NTTドコモやSIMフリーのAndroid端末、モバイルWi-Fiルーターなどに挿して使える「SIMカード」を提供するデータ通信サービスだ。これらはNTTドコモの通信回線を借り受け、独自のデータ通信サービスを提供している。このため通信網を所有する「移動体通信事業者」(MVO)に対し、「仮想移動体通信事業者」(MVNO)と呼ばれる。

 2月1日からは、大手プロバイダーのNECビッグローブが参入。FOMA網を利用した下り最大14Mbps、上り最大5.7Mbpsのデータ通信サービス「BIGLOBE 3G」の提供を始めた。同じSIMカード提供型のMVNOには、日本通信の「b-mobile」やSo-netの「So-net モバイル3G」などがある。

 こうしたライバルたちと比べて、BIGLOBE 3Gの強みは何か? 通信速度を含めた使い勝手は? どんな人に向いているのか? 気になるポイントを検証してみた。

2012年2月1日サービスを開始したNECビッグローブ「BIGLOBE 3G」。FOMAの通信網を利用したMVNOで通常サイズのSIMカードを提供するほか、SIMカードを挿して使えるモバイルWi-Fiルーター(直販価格1万6800円、2012年4月1日までは端末代金が0円で送料も無料)も販売する
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BIGLOBE 3GのSIMカード。見た目は、FOMAのSIMカードと同じだ。このSIMカードを対応端末(Xperia arc SO-01C、MEDIAS N-04C、GALAXY Tab SC-01C、PS Vita、モバイルWi-Fiなど)に挿して利用する
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