2012年のテレビ界は、8年ぶりに日本テレビがフジを振り切り、年間視聴率3冠王に返り咲いたニュースで幕を開けたが、CS界でも気になる動きがある。元旦から始まった女性チャンネル♪ LaLaTV(以下、LaLa)の大リニューアルだ。
同局は、韓国ドラマや海外ドラマ、料理、ライフスタイルなど女性向けコンテンツ中心のチャンネルで、視聴世帯は670万世帯(12年1月時点)。このたびのリニューアルが興味深いのは、出資関係のないフジテレビのプロデューサーが陣頭指揮を執っているからだ。

その“指揮官”である栗原美和子氏は、『ピュア』『バージンロード』『ムコ殿』などのヒットドラマを制作してきた人物。脚本や小説、エッセーなどの文筆活動も行っており、恋愛やヒューマンをテーマにした作品を多数送り出している。AD時代は『笑っていいとも!』や『オレたちひょうきん族』に携わり、数々のお笑い芸人と渡り合ってきただけあって、バラエティ界でもちょっとした“有名人”だ。スターに物怖じしない型破りな言動や豪腕ぶりで、明石家さんまをはじめ、一目置く大物も多い。
そんな栗原氏がLaLaに行ったのは昨年8月。上司の大多亮氏(『東京ラブストーリー』『愛という名のもとに』プロデューサー)が、LaLaを運営するジュピターエンタテインメントの社長から相談を受けたのがきっかけ。「女性向けとうたっているものの、実態が伴っている気がしない――。そこで白羽の矢が立った。彼女は共同テレビに出向中のため、同社はLaLaと業務委託契約を結び、栗原氏はエグゼクティブプロデューサーとして乗り込む形になった。












