キャラクター商品や店などのブランドプロモーション、マラソン大会のプロデュース……一見“本業”とは関係のなさそうな事業を拡大している大手レコード会社がある。桑田佳祐やSMAP、斉藤和義らを擁するビクターエンタテインメントだ。

 同社が拡大するのはBtoB事業。音楽CDをベースとしたヒット作りのノウハウなどを生かし、音楽や映像制作、イベントなどの企画制作・プロデュースを請け負うのが大きな特徴だ。2010年4月に設立した同社の事業部門「エンタテインメント・ラボ(eLab)」が手がけている。

音楽・映像制作、イベント等の企画制作・プロデュースができること

 中小企業や自治体などからキャラクターの権利を預かりプロモーションをするなどの事業を展開する。2月1日には、昨年11月にデビューさせた消臭剤のキャラクター「消臭妖精ノール」のセカンドシングル月の消臭剤を発売。4〜6月には、eLabがプロモーションしているパンダの形のランドセルの「パンドセル」というキャラクター商品が続々発売される見込み。これまで確実に実績を積み上げてきた。

 CDなどのパッケージ中心のビジネスから、事業領域を広げることを狙って設立されたeLab。レコード会社が拡大するBtoB事業とは――その狙いや現状などをエンタテインメント・ラボ長の栗原洋氏に聞いた。

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ビクターエンタテインメントエグゼクティブ・プロデューサーでエンタテインメント・ラボ長の栗原洋氏

――eLabが手がけるBtoB事業とはどのようなものか。

栗原洋氏(以下、栗原):「大きく3つの柱で展開している。1つは楽曲や映像、キャラクターコンテンツなどの制作事業だ。楽曲の印税などを分配するのに加えて、キャラクターの権利などを管理・運用してビジネス化していく。キャラクターを作ってみたけど、まだそれを生かしきれていない自治体や中小企業は多いので、キャラクターと音楽、企業のブランドイメージなどを結び付けたコンテンツ制作をしている」

 「2つ目はプロモーション事業。制作したコンテンツのプロモーションを通じて、企業イメージやブランドイメージを広げるものだ。例えばウォーターサーバーのプロモーションとして、ナックとマラソン大会などのイベントを企画・プロデュースしている」

 「3つ目はオフィスや店舗などの空間プロデュース事業だ。仕事の効率を上げたりリフレッシュできるなどの効果を生み出すハイレゾリューション・オーディオシステム(NATURE SOUND MIST)を導入している」 」