日経トレンディ

 「日経トレンディ2012年1月号(12月3日発売)」では「新製品157完全テスト」と題し、モバイル機器や白物家電を始め、幅広いジャンルの注目商品の実力を、徹底した実験で明らかにしている。ここではそのなかから、冬の節電に役立つ厳選防寒グッズを紹介する。

 夏に引き続き、この冬も電力不足が懸念される。暖房需要が急激に増加するこれからが“節電対策”の本番だ。夏とは異なり、朝や仕事が終わる夕方以降に電力需要が高まるケースが多く、いかに効率的に暖を取るかが重要になる。電力使用ゼロや最小限の電力で自分だけ温まるグッズから、部屋全体の暖房効率を上げるモノまでーー。さまざまな節電グッズを使い倒し、実用度を見た。

 まず電気を使わない暖房器具として最近注目を集めているのが、「カセットガスストーブ」(岩谷産業)だ。

 家庭用のカセットガスを燃料とする屋内用ストーブで、木造の戸建てなら3畳、マンションなどなら4畳程度までは暖房効果が期待できる。スイッチを入れるとすぐに暖まるのに加え、コードレスなので簡単に持ち運べるのが魅力。点火の際に、電気や電池を全く使わないのもメリットだ。ただ、ランニングコストは電気などに比べて割高になる可能性が高い。実勢価格は1万800円。

カセットガス1本(実勢価格200円程度)での燃焼時間は約3時間20分。火力調節機能はない。利用時は換気が必要
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 ピンポイントで自分だけ温まることができれば、部屋全体の暖房を弱められ、結果的に電力消費を抑えられる可能性が高い。オフィス利用に最適なのが「パル・サーモ」(フジカ)。デスクの下に磁石で付けるパネルヒーターで、消費電力は50Wと小さめだ。実際に使ってみたが、足元から暖かくなり、部屋全体の暖房の設定温度を下げても寒さは感じにくかった。取り付けられるのがスチール製のデスクなどに限られるのが弱みだ。実勢価格は1万3440円。

パル・サーモはデスクの下に貼り付けて使う
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