日経BPコンサルティングは、「大学ブランド・イメージ調査 2011-2012」の結果をまとめた。今回で5回目を迎えるブランド・プロジェクトで、2011年11月9日に調査結果報告書を、発行・発売した。

 「首都圏」「近畿」のほか、「北関東・甲信越」「北陸・東海」「中国・四国」「九州・沖縄・山口」の6地域403大学が調査対象。同地域在住のビジネス・パーソンや、中学生以上の子供のいる父母、また教育関連従事者の目線から調査した。大学の「認知度/認知経路」「採用意向度」「入学推薦度」や「子供の進学に対する意識」などのほか、「地域産業への貢献度」や「研究施設の充実度」、また学生の「語学力」や、「コミュニケーション能力の高さ」など大学や在学生へのブランド・イメージ49項目を測定し、それらをまとめた総合ブランド指数(=大学ブランド偏差値)を算出してランキング化した。

 大学において「ブランド力がある」とは、「個性や“らしさ”」、「他にはない差別性が効く魅力」が、有利に働いている状態を意味する。そこには「キラリと光る特長」があり、唯一無二の存在としてステークホルダーから理解されている。そのような大学は、同じ偏差値校にダブル合格した時の受験生の選択行動や企業の採用の場において、有利に事を進めることができるだろう。つまり、大学のブランド力は、様々な場面で厳しい選択基準として表面化する。大学とステークホルダーを結合させる経営資源「ブランド」は、大学に競争優位をもたらす。この目には見えない「ブランド」を数値化することがこのプロジェクトの目的である。

 今回の調査の結果、「大学ブランド偏差値」(大学ブランドの総合力を示す指数)第1位は、首都圏編が東京大学、北陸・東海編が名古屋大学、近畿編が京都大学、中国・四国編が広島大学、九州・沖縄・山口編が九州大学となった(表1)。

表1●(地域別)大学ブランド偏差値ランキング(有職者編)TOP10
[画像のクリックで拡大表示]