富士フイルムが10月22日に発売するレンズ一体型の高性能コンパクトデジカメ「FUJIFILM X10」。クラシックテイストなデザイン、明るい光学4倍ズーム、光学ファインダーの搭載が主なポイントだ
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 富士フイルムが2011年10月22日に発売する「FUJIFILM X10」(以下、X10)は、クラシカルな外観のボディーに独自開発の2/3型1200万画素CMOSセンサーと光学4倍ズームレンズを搭載した高級コンパクトデジカメだ。現在、売れ筋のコンパクトデジカメは価格が2万円を切り、デジタル一眼もレンズ込みで7万円を切るモデルが主流になっている。そのように低価格化が進むデジカメ市場において、X10の実売価格は強気の7万円前後になる見込みだ。性能に対する自信の表れだろうが、機能や画質がそれだけの投資に見合う製品なのかを検証した。

手動でズームさせるレンズの使いやすさやフィーリングは優秀!

 人気のライカを思わせるデザインにまとめられたX10は、金属仕上げのボディーと細かなシボパターンの張り革に高級感があり、握っただけでも精密感が漂ってくる。上位機種「FinePix X100」(以下、X100)はデザインこそうまくまとまっているものの、X10よりもボディが大きく重いこともあり、手にした感じがどこか間延びしていた。X10は、全体のバランスがとても絶妙で、凝縮感が感じられる製品に仕上がっている。

前面にはメーカー名や製品名などの表記がなく、一見すると古いレンジファインダーカメラのような趣のあるデザインだ。ボディーカラーはブラック1色のみとなる。レンズ右手には、オートフォーカスモードの切り替えレバーを用意する
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背面の操作ボタン類の配置は、春に発売した上位モデル「FinePix X100」に似ている。液晶モニターは2.8型/46万ドットで、可動式ではないオーソドックスなタイプだ。ファインダーは光学式で、X100の特徴であった電子ビューファインダーとの切り替えはできない
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コンパクトデジカメとしては大きめのカシオ計算機「EXILIM EX-ZR100」(右)と比べても、ひとまわり以上は大きい。ただ、見た目ほど重量はない
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