NTTドコモが高速通信サービス「Xi」を展開するなど、近年注目を集めるようになった、モバイル高速通信方式の「LTE」(Long Term Evolution)。このLTEに積極的に取り組む企業の1つに、韓国のLG電子がある。韓国・ソウルを訪れ、LG電子をはじめとしたLGグループが、LTEに対してどのような取り組みをしているのか追ってみた。

LTEに積極的に取り組むLG電子

 日本でも下り最大75Mbps(現時点では屋内の一部のみ)と、高速・大容量のデータ通信が実現できるLTE。日本ではNTTドコモが、昨年12月に「Xi」ブランドでサービスを開始したほか、2012年にはKDDIもLTEのサービス開始を予定している。スマートフォン人気の高まりで、動画をはじめとした大容量コンテンツに人気が集まっており、現在主流の第3世代携帯電話(3G)での速度・容量に満足できないことも増えている。国内でもLTEに対する関心は高まりつつある。

 そのLTE関連デバイスの開発に、積極的に取り組んでいる企業の1つが韓国のLG電子だ。同社は2008年、世界で初めてLTEのベースバンドチップを開発するなど、初期段階から研究開発を積極的に進めてきた。現在ではLTEに関する技術の23%を特許として保有しており、他社を抑えLTEでは世界で最も多くの特許を獲得、その資産価値も高い評価を得ているようだ。

 実際日本においても、LG電子製のUSBスティックタイプデータ通信端末「L-02C」を、他社に先駆けXiのサービス開始当初から供給している。現在ではさらに、モバイルWi-Fiルータータイプの「L-09C」も供給、端末の数を増やしている。

 LTEに対応したスマートフォンの投入にも積極的だ。すでに今年5月、米国のVerizon Wireless向けに、LTE対応Androidスマートフォン「Optimus Revolution」を供給しているほか、韓国でもAndroidを搭載した「Optimus LTE」を発売した。10月8日まで開催されていた「CEATEC JAPAN 2011」のNTTドコモブースでも、参考出展ながらLG電子製のXi対応スマートフォンを展示した。

ソウル市内にある、LGの本社ビル。LG電子をはじめとしたLGグループ各社がそろっている
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LG電子はLTEに積極的に取り組んでおり、LTEに関する特許を最も多く所有しているという
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Xi対応のモバイルWi-Fiルーター「L-09C」など、日本向けにもLTE対応端末の供給を進めている
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「CEATEC JAPAN 2011」のNTTドコモブースには、LG電子製のXi対応スマートフォンが参考出展されていた
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