超小型のミラーレスデジタル一眼カメラ「PENTAX Q」が、2011年8月31日に発売された。手のひらサイズのPENTAX Qは、とにかく見た目からして個性的だ。レンズを交換して楽しめる本格的なデジタル一眼なのに、コンパクトデジカメ並みに小さい。そのギャップが異彩を放つ。最新のデジカメの中では、最も注目されている製品の1つと言っていいだろう。

その小ささが際立つ「PENTAX Q」。重量は200gだが、手に持つと思いのほか重厚感がある
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 デジタル一眼の小型化では、オリンパスとパナソニックが立ち上げたミラーレス一眼の規格「マイクロフォーサーズ」が先行している。オリンパスが2008年に発売した「PEN」シリーズが脚光を浴び、今では各社が小型軽量化で競う激戦区だ。その輪の中に加わることをせず、あえて独自規格にこだわったPENTAX Qには、見た目からも想像できるように、開発者のこだわりが凝縮されている。

 こだわりというよりも、「執念」と言った方が適切かもしれない。7年も前から超小型デジタル一眼の構想を温め、幾度となく商品化を模索してきた1人の人物の熱い思いが、小さなボディーに込められているからだ。