若い女性をターゲットにした首専用低周波治療器

 マッサージ器の購買層の中心は50代以上。それは今も昔も変わらないが、最近の傾向として、マッサージ器を買わないと思われてきた20代、30代が利用する割合が増えている。

 2010年4月に「Panasonic ヘルスケア」というブランドを立ち上げたパナソニックは、血圧計、マッサージチェア、吸入器など、シニア層向けのイメージが強いカテゴリーにもかかわらず、若い女性を意識した商品を展開している。同社によると、マッサージチェアを「欲しい」と答えた割合が最も多かったのが20代女性だったとのこと。「ターゲットは50代以上」という業界の概念を覆す結果だ。

 50代以上になると、体のあちこちの調子が悪くなるので1台でさまざまな部位、さまざまな症状に対応できる多機能の商品が求められる。しかし20代、30代の場合、症状を感じる部位は限られている。特に肩や首のコリに悩む人が多いことから、パナソニックでは首専用の低周波治療器「ネックリフレ」を開発した。

首専用低周波治療器 ネックリフレ
収納ポーチが付属。オフィスの机の引き出しに常備して仕事の合間に使う人も多い(画像クリックで拡大)

ネックリフレは首の後ろに装着する。激しく首を動かさない限り外れないので、家事などをしながら使用することもできる(画像クリックで拡大)

 低周波治療器というと、本体から伸びるコードの先に粘着パッドがある形状が一般的。しかし、「肩に張り付けた粘着パッドからコードが垂れ下がっている姿を人に見られたくない」という若い女性ならではの意見を反映し、本体とパッドを一体化した。見た目だけでなく、使用中に飲み物を取りに行く時などもスムーズに動けるといった実用的なメリットもある。

 若い女性を意識して開発されたネックリフレだが、実はユーザーの男女比は半々。本体にパッドが固定されており、パッドの位置を変更できない。「男性の太い首には合わない」と思うかもしれないが、同社によると低周波治療器は広い範囲のコリをほぐすもので、もみ玉などでツボを押すタイプと違い、粘着パッドの位置はあまりシビアに調整しなくてもいいとのこと。刺激の強さも従来の低周波治療器と比べて見劣りしない。シルバーやグリーンのボディーカラーなら、男性でも抵抗なく使えるだろう。