シャットダウンとスリープ、どちらを使うべきか?

 パソコンの省電力を考える時に気になるのが「シャットダウン」と「スリープ」の使い分けだ。メモリーにデータを保持してわずかに電力を消費するスリープよりも電源を完全に切るシャットダウンの方が省電力に思えるかもしれない。

 しかし、電化製品は電源を入れたときと、終了するときに多く電力を消費する。パソコンも同じで、電源を入れた直後とシャットダウン時に多くの電力を消費する。スリープに入るときとスリープから復帰するときは、それよりも電力消費量は少ない。電源を切っている間の待機電力は、シャットダウンよりもスリープの方が高い。

電源を入れた直後とシャットダウン時は、多くの電力を消費する。スリープに入るときと復帰するときは、それよりも電力消費量は少ない。待機電力を含めて、消費電力の合計を積算して比較する(画像クリックで拡大)

待機電力の測定結果。シャットダウン(電源OFF)とスリープの差は1W以下でごくわずかだ。なお、ACアダプターを取り付けている場合もわずかながら電力を消費する(画像クリックで拡大)

起動・シャットダウン、スリープ・スリープからの復帰にかかる電力量を積算したもの。起動時には非常に多くの電力を消費する(画像クリックで拡大)

これらの結果から、シャットダウンとスリープの積算電力量が同じになる時間を算出したデータ(画像クリックで拡大)

 日本マイクロソフトによると、待機状態(シャットダウンかスリープを使って電源を切っている状態)の長さによって、シャットダウンとスリープのどちらを使うべきか変わるという。シャットダウンとスリープの積算電力量が同じになる時間より短いならスリープ、長いならシャットダウンの方が節電につながる。

 この時間はパソコンによって40分~1時間50分と幅が広いが、1時間45分前後が1つの目安となる。1時間パソコンを使わないのならスリープ、2時間以上パソコンを使わないのならシャットダウンする、といったようにシャットダウンとスリープを使い分けるとよい。

 スリープはいずれのパソコンもスタートメニューから選択できる。XPの場合は「スタンバイ」という名称になっているので注意が必要だ。スタートメニューで「終了オプション」をクリック→「スタンバイ」をクリックする。Vista・7の場合はスタートメニューで電源ボタンの横にある「▲」をクリックして開き、「スリープ」をクリックすればよい。