東日本大震災以来、運転見合わせが続いていた東北新幹線。2011年4月29日に最後の不通区間であった仙台―一ノ関間が運転再開され、東京―新青森間が再び1本の線路で結ばれた。地震発生翌日(3月12日)に全線開業した九州新幹線と合わせて、乗り換えは必要であるが、新幹線が新青森から鹿児島中央まで結ばれた瞬間となった。

 東北新幹線といえば、地震発生6日前(3月5日)に最高時速300キロで走る「はやぶさ」が営業運転を開始。鳴り物入りで登場したグリーン車を超える新幹線史上最高級クラス「グランクラス」は連日発売と同時に売り切れるほどの人気だった。そんなはやぶさも震災前より本数こそ減ったものの、4月29日から東京―新青森間を1往復、東京―仙台間を1往復の合計4本の運転が再開された。

運転再開当日の新青森発「はやぶさ」号のグランクラスに乗車した!

 筆者は幸運にも、運転再開初日の新青森発東京行き「はやぶさ506号」のグランクラスのチケットを入手できた。チケットは4月26日午前11時に発売され、携帯電話を使って「モバイルSuica特急券」で購入。販売開始直後はアクセス殺到でなかなか購入画面に進めなかったが、それでも11時6分ごろにグランクラスの座席を手配することができた。ちなみに東京発新青森行きの「はやぶさ501号」のほうが早く売り切れた。新青森発のほうが取りやすい傾向があるようだ。

 モバイルSuica特急券を利用するには、携帯電話のアプリをダウンロードしたうえにクレジットカードの登録しなくてはならないが(ビューカードは無料、そのほかのカードでは年会費1000円が必要)、通常料金より1360円安い2万5000円(乗車券・特急券・グランクラス料金込み)で購入できた(ただ震災の影響で2010年5月10日時点では「はやぶさ」は臨時ダイヤで運転しているため、通常料金が「はやて」と同じ2万5860円と500円安くなっている)。

 モバイルSuica特急券を利用する場合に注意が必要なのは、メールで特急券情報が届くのみでチケットはないこと。JR東海の「エクスプレスICサービス」のように乗車時に改札口で乗車票も発行されないので、記念としてチケットを保管したい人にはおすすめできない(ちなみにインターネットでの「えきねっと」予約であればチケットが発券される)。

携帯電話から「モバイルSuica特急券」を購入(画像クリックで拡大)