昨今のスマートフォンブームを受け、中古ケータイショップでもスマートフォンが主力商品となってきている。特に注目を集めているのが、昨年から相次いで登場したAndroidスマートフォンだ。各キャリアの人気機種が中古市場にも潤沢に供給されるようになり、価格もこなれてきた。

 中古ケータイを取り扱うドスパラ PCパーツ館の江本和史氏は「中古スマートフォンは2万円台の安価な機種を中心によく売れている」と語る。最近は、NTTドコモの「Xperia SO-01B」(2万1800~2万5800円)やauの「IS03」(2万4800円~2万5800円)などの人気が高いという。

新機種「Xperia arc SO-01C」が登場しても、依然として人気の高い「Xperia SO-01B」(画像クリックで拡大)

auのスマートフォンとしてはスマッシュヒットとなった「IS03」。人気モデルとしては割安で入手しやすい(画像クリックで拡大)

 江本氏は「これらの2機種は、Android 2.2への対応が公式にアナウンスされたことが人気上昇の理由」と指摘する。Android 2.2では処理速度が高速化し、動画サイト閲覧に必須のフラッシュにも対応するなど、機能面の充実が図られている。Android 2.2へ対応するかどうかが、Androidスマートフォンの人気不人気の分かれ目といえる。

 なかでも安定した人気を保つのが、いち早くAndroid 2.2に対応したNTTドコモの「Galaxy S SC-02B」(3万2800~3万9300円)だ。イオシスの石山裕輔氏は「動作がサクサクと軽く、タッチパネルの感度が良い」と絶賛する。人気機種ながら、ライバル店同士の価格競争で値下げ傾向が続き、4月に入って3万円台前半で販売するショップも現れた。

 3月末に発売されたばかりの人気機種「Xperia arc SO-01C」が早くも入荷し、注目を集めていた。価格は4万9800円と高価だが、滑り出しは上々のようだ。

NTTドコモの「Galaxy S SC-02B」。店舗間の価格競争で値下がりが著しいという(画像クリックで拡大)

発売したての「Xperia arc SO-01C」も、すでに中古ショップに入荷している(画像クリックで拡大)

 安定した相場が続くのが、ソフトバンクモバイルの「iPhone 4」だ。32GB版は6万円前後と高価だが、それでも常に品薄な状況だという。ソフマップ 秋葉原本館の東 孝也氏は「秋葉原という土地柄もあって、外国人観光客の需要も高い」と指摘する。契約を必要とせず気軽に購入できるため、観光のついでに買い求められるという。

 iPhoneシリーズはスマートフォンの代名詞的な存在ゆえ、幅広いユーザー層が購入する。あえて値下げしなくても一定の需要があるため、しばらくは高値水準が続きそうだ。

 ソフトバンクモバイル向けのスマートフォンでは、イオシスに入荷していた「Streak 001DL」(4万9800円)や「GALAPAGOS 003SH」(3万9999円)などが目立っていた。石山氏は「従来のスマートフォンに比べて、画面が圧倒的に大きいのが魅力」といい、特にゲームや動画再生を重視する人に薦めたいと語る。

 タブレット型端末では、国内未発売の「iPad 2 Wi-Fi」(7万9800円)などの海外モデルにも注目が集まる。日本ではまだ正式に販売していないiPad 2がすぐ購入できるのも、中古ケータイならではの魅力だ。

※価格情報は、すべて4月8日調べ。価格は変動する可能性があり、在庫切れになるケースもあります。特記なき場合は税込み価格です。