インターネットの入り口であるWebブラウザー。Windowsパソコンを使っている人なら、マイクロソフトの「Internet Explorer」を使っている人が多いかもしれない。Webブラウザーにはいくつかの種類がある。そのなかでもMozillaの「Firefox」、検索大手グーグルの「Google Chrome」の利用者が増えており、三つどもえの競争が激しくなっている。

 メールやショッピング、文章の作成、オンラインストレージの利用まで、WebブラウザーはWebページを見るだけのツールではなくなった。仕事の効率も左右する重要なものだ。今回はそれぞれの最新バージョンを比較した。

Firefox 4が急伸? IE9は今後に期待

 Internet Explorer、Firefox、Google Chromeのシェアは以下の通り(関連情報)。以前はInternet Explorer が圧倒的なシェアを獲得していたが、最近ではほかの2つがシェアを伸ばしている。

 どのWebブラウザーもタブブラウジング、シンプルなユーザーインターフェース、軽快な動作、強固なセキュリティーが共通の特徴だ。それぞれの最新バージョンが登場してきたので、試してみるとよいだろう。いずれも無料なので、気に入らなければ元に戻せばよい。

アイルランドのアクセス解析サービス会社StatCounterのWebサイトでは、国、Webブラウザーのバージョン、期間などを指定してシェアを比較できる。上の図は日本での1年間(2011年3月1日から4月1日まで)のトップ5のWebブラウザーのシェア推移。Internet Explorerが首位だが、Firefox、Google Chromeもシェアが高い。特にGoogle Chromeが大きく伸びている。StatCounterでは、300万以上のWebサイトから収集した月間150億以上のページビューに基づいてWebブラウザーのシェアを分析している(画像クリックで拡大)

Webブラウザーのバージョン別シェアの折れ線グラフ(日本)。登場間もないFirefox 4が大きくシェアを伸ばしている。その代わりFirefox3.6のシェアが落ちている。Google Chromeも同様に、新バージョンが伸びる代わりに前バージョンのシェアが落ちている。Internet Explorer 9は製品候補版のためか、あまり伸びていない (画像クリックで拡大)

全世界の1カ月間のシェア推移。日本と比べると、FirefoxやChromeなどIE以外のWebブラウザーのシェアが高い。ここでもIE9はあまり伸びていないが、IE7、IE8のシェアはあまり落ちていない (画像クリックで拡大)

 全世界ではFirefoxはほぼ横ばい、Google Chromeはシェア向上、IEはシェア低下という傾向が見られる。日本でもほぼ同じ傾向だが、全世界に比べると変化の割合は小さい。FirefoxとGoogle Chromeの新バージョンは、どちらも大きく伸びているが、これは既存ユーザーのバージョンアップによる伸びと言えそうだ。マイクロソフトの「Internet Explorer 9」はあまり伸びていないが、旧バージョンのシェアもあまり落ちていない。こちらは移行が進んでいないのが理由と言えそうだ。