被災者支援のため、被災地で有用なアプリを無償で提供する動きが広まっている(画像クリックで拡大)

 2011年3月11日に発生した東日本大震災を受けて、通常は有料販売しているiPhone用のアプリ(アプリケーション)を無料販売するケースが増えている。日々の生活に不便を強いられている被災者に、金銭の負担なく役立つアプリを使ってもらいたいとの意向からだ。被災地以外に住む人も無料で利用できるが、多くのアプリ作者は「アプリを無料で入手して浮いたお金を被災地への義援金に回してほしい」と訴えている。

 無料提供されているアプリは、多くの人にとって生活の助けとなるものばかりだ。無料提供期間は3月末までの限定としているものが多いが、それまでは優れたアプリを無料で入手できる。

カーナビ代わりに活躍する地図ソフト。オフライン状態でも使える!  
MapFan for iPhone
■開発:インクリメントP ■標準価格:2300円 ■無料提供期間:2011年3月31日まで (ダウンロード

 パソコンでは定番といえる地図ソフトのiPhone版。とても精細な地図が表示できるだけでなく、位置情報を基にしたナビゲーション機能も備える。通信機能の利用は最小限にとどめるよう工夫されており、バッテリーの消費を抑えられるのもポイントだ。開発元のインクリメントPは「帰宅支援や地図確認などに使ってもらうため、期間限定で無償提供した」とコメントしている。

見やすく詳細な地図を表示できる。もっとも精細な表示にすると、建物の形も判別できるほどだ

本格的なナビゲーション機能も備える。クルマ利用時の道路案内だけでなく、歩行者モードもある

犬や猫が病気になった際の対処方法を詳しく解説  
イヌ・ネコ家庭動物の医学大百科
■開発:Keisokugiken Corporation ■標準価格:1800円 ■無料提供期間:2011年3月31日まで (ダウンロード

 犬や猫などのペットを飼う上で知っておきたい知識を凝縮したアプリ。ペットの様子がおかしいと感じた場合、症状から対処方法が調べられるのが便利だ。文字情報だけでなく、図版などで分かりやすく解説してくれる。

トップメニュー。病気やケガなどの緊急時の対処方法だけでなく、飼い方などの基本知識も豊富に載っている

病気やケガの症状によって、チャート式でどう対処すればよいのかが分かりやすく掲載されている