2月4日まで、東京ビッグサイトにて「東京国際ギフトショー2011春」が行われた。ビッグサイト全館を使って行われる、雑貨やインテリアショップなどを中心とした大規模見本市だ。そこで見つけたユニークなアイテムの数々を紹介する。

 これほどまでに「乗馬の感覚」をリアルに再現した遊具があっただろうか。

小さい方が子ども用の「エコポニー」で、サイズは幅28cm、高さ76.5cm、奥行き67cm。大きい方は大人用の「エコポニー アミューズメント」で、幅47cm、高さ131cm、奥行き126cm。デザインは子ども用が「うま」「しまうま」「ロバ」の3種類。大人用は「うま」「しまうま」の2種類(画像クリックで拡大)

 ラングスジャパンが春に発売する「エコポニー」は、馬の形をした、脚の部分に車輪がついた玩具。外見だけだと一見、よくある乗用玩具の亜種に過ぎず、大人が後ろから押してあげるものなのかな、くらいにしか想像できない。

 しかし、実際にこれで遊んでいる姿を見ると驚く。まずは下の動画をみてほしい。大人用のエコポニーに乗っている姿だ。

 コマ数の荒い動画で恐縮だが、イメージはつかめだだろうか。このエコポニーは、「馬の背にまたがって、上下に身体をゆする」ことで前進する。あくまで車輪で進んでいるのだが、車輪は前にしか転がらないようになっており、上下の揺れがうまく前への推進力に変換されているのだ。もちろん、人力以外の動力は何も使っていない。そして上下に揺れる際、脚が前後に開いたり閉じたリをくり返すので、あたかも4足歩行をしているかのような動きが再現されている。

 馬の首の横に出ている突起が、いわばハンドル。ここを持って首を右に向かせれば、「前輪」の向きが変わって進行方向も右に向く。あまり急激な方向転換は無理だが、子ども用の場合で四畳半程度の面積があれば旋回できるという。重量は7kg未満なので、狭いところで方向転換したいなら、直接持ち上げて向きを変えればいい。

 中の仕組みはともかくとして、使い方は極めて直感的であり、一目で「面白い!」と思ってしまう商品だ。価格は子ども向きの小型サイズで1万8900円。ギフト用としては、このサプライズ度を考えれば許容範囲ではないだろうか。体重制限は20kgなので、小学校に上がる頃までくらいが目安だ。

脚の下には車輪が付いているほか、人間が足を置くための「あぶみ」もある。前に進む仕組みは「特許取得済み」とのこと(画像クリックで拡大)

業者向けのイベントのため、子どもが遊んでいるシーンは見られなかったが、大人が例外なく童心に返って遊んでいたのが印象的だった(画像クリックで拡大)

ラングスジャパンの最近のヒット商品である、乗用玩具の「ワイバイク」(画像クリックで拡大)

 この商品は今回のギフトショーで、「輸入品人気コンテスト」の大賞を受賞している。イギリスやフランスでも先行して発売されているが日本での販売を手がけるのは、「ワイバイク」などの乗用玩具も多数扱うラングスジャパン。ワイバイクは4万台を売るヒット商品になっているが、「エコポニーの手応えはそれ以上」(ラングスジャパンの小林美紀社長)と語る。

 ちなみに、大人用の「エコポニー アミューズメント」は9万2400円。こちらは体重90kgまでOK。重量も極端に重いことはなく、大人なら十分、持ち上げて向きを変えられた。そこそこ高価ではあるが、会場で試していた大人たちの童心に返った顔を見る限り、興味を持つ人は少なくないのではないかと感じた。ただ、問題はどこで走るかだ。室内でこのサイズはさすがにつらいし、公園まで運んでいくのはなかなか面倒だろう。