日経トレンディ

 「日経トレンディ2011年3月号(2011年2月4日発売)」では「アップル対グーグル」と題した特集を掲載している。アップルとグーグルに関する素朴な疑問から、アンドロイド搭載スマートフォンとiPhoneの性能比較や、Apple TVとGoogle TVの違いなどを掲載している。今回力を入れて行ったのが、スマートフォンの性能比較だ。

 2010年2月の時点では、国内でグーグルのOS「アンドロイド」を採用するスマートフォンはわずか1機種だった。それが今や、端末数は10機種をゆうに超え、発売後わずか1カ月程度で数十万台が売れる機種も出現。アップル「iPhone」シリーズも含め、日本のスマートフォン市場は本格的な成熟期を迎えた。

 では、多くの機種の中から、どう選べばいいのか。ここで重要なポイントの一つが「通信速度」だ。Webサイトを見たり、撮影した写真をアップロードしたり、Dropboxといったクラウドサービスを使ったり――こうした機能を快適に使うには、ただ機能があるだけでは不十分で、通信速度が十分に速いことが必要だ。そして通信速度は多くの場合、実際にある程度使ってみなければわからないので、買った人が後悔しやすいポイントでもある。

 そこで今回は東京と大阪で、iPhoneとアンドロイド搭載スマートフォンの通信速度をキャリア別に測定した。試験に使った端末は、NTTドコモが「GALAXY S」、auが「IS03」、ソフトバンクモバイルが「iPhone 4」と「GALAPAGOS」。そしてイー・モバイルが「HTC Aria」だ。iPhone 4とGALAPAGOSは通信キャリアは同じソフトバンクだが、別々に測定を行った。後述するように、この2機種の通信速度は異なっている。

 テストを行ったのは、東京は都庁付近(新宿)、大阪は南海電鉄なんば駅付近。どちらも土曜日の午後に行った。

「BNRスピードテスト」(画面)での計測だけでなく、FTPを使ったファイル転送の速度を計測している(画像クリックで拡大)

速度の計測は東京、大阪でそれぞれ3カ所ずつ行った。ここでは新宿となんばの結果を紹介する(画像クリックで拡大)

NTTドコモの「GALAXY S」(上段左)、au「IS03」(上段右)、ソフトバンクモバイルの「iPhone 4」(下段左)と「GALAPAGOS」(下段中央)。そしてイー・モバイルが「HTC Aria」(下段右)で測定した(画像クリックで拡大)