インテルが2011年1月5日に発表した第2世代のCore iシリーズ「Sandy Bridge」(開発コード名)を搭載したパソコンが各社から続々と発表されている。新シリーズは、これまでのCore iシリーズから内部のマイクロアーキテクチャを一新し、まったく新しいものに生まれ変わった。

 大きな特徴は、一時的に動作周波数を引き上げて処理性能を高める「ターボブースト」機能の強化と、内蔵グラフィックス機能の大幅な性能と機能アップだ。詳しい情報や、これまでのCore iシリーズとの見分け方はこちらの記事を参照してほしい。今回は、新型Core iシリーズがどれだけの性能を持っているのか実力をチェックした。

最新パソコンで処理性能を比較

 今回用意したのは、モバイル(ノート)向けクアッドコアCPUのCore i7を搭載する2製品だ。1台はCore i7-2720QM(2.20GHz)を搭載した日本ヒューレット・パッカードの「HP Pavilion Notebook PC dv6 Premium/CT」と、Core i7-2630QM(2.0GHz)を搭載する富士通「FMV ESPRIMO FH99/CM」。どちらもターボブースト機能とハイパースレッディング機能に対応する。ハイパースレッディング機能により、Windows上からは8個のCPUがあるように見える。

Core i7-2720QM・Core i7-2630QMともにCPU内部にコアを4つ搭載するクアッドコアCPUで、ターボブースト、ハイパースレッディングに対応する。タスクマネージャ―を見ると、8個のスレッドが動いていることが分かる(画像クリックで拡大)


日本ヒューレット・パッカード

HP Pavilion Notebook PC dv6 Premium/CT

実売価格:6万9930円〜

2011年1月11日

 日本ヒューレット・パッカードの15.6型ワイド液晶を搭載したノートパソコンの中で、最上位にあたるシリーズ。直販モデルは注文時にスペックを選択でき、グラフィックスに外付けのMobility RADEON HD 6570を選択できる。Core i7-2720QMのクロック周波数は2.20GHzで、ターボブースト機能が働くと、シングルコア時で最大3.30GHz、デュアルコア時で最大3.20GHz、クアッドコア時で3.0GHzで駆動する。

メーカー名日本ヒューレット・パッカード
モデル名HP Pavilion Notebook PC dv6 Premium/CT
OSWindows 7 Professional 64ビット
CPUCore i7-2720QM(2.2GHz、ターボブースト時は最大3.3GHz)
グラフィックス機能ATI Mobility RADEON HD 6570(外付けグラフィックス)
メモリー4GB
記憶装置SSD(160GB)
液晶ディスプレイ15.6型ワイド(1366×768ドット)
価格6万9930円〜
詳細情報http://h50146.www5.hp.com/products/portables/personal/dv6p_11spr/

富士通

ESPRIMO FH99/CM

実売価格:24万9800円

2011年2月25日

 23型ワイド液晶と3波対応のダブルチューナーを搭載するテレビパソコン。専用メガネなしで立体視が楽しめるのが特徴だ。デスクトップパソコンだが、CPUにはモバイル向けのものを採用している(関連記事)。

 Core i7-2630QMのクロック周波数は2.0GHzで、ターボブースト機能が働くと、シングルコア時で最大2.90GHz、デュアルコア時で最大2.80GHz、クアッドコア時で2.60GHzで駆動する。

メーカー名富士通
モデル名ESPRIMO FH99/CM
OSWindows 7 Home Premium 64ビット
CPUCore i7-2630QM(2.0GHz、ターボブースト時は最大2.9GHz)
グラフィックス機能Intel HD Graphics 3000(CPU内蔵)
メモリー4GB
記憶装置HDD(2TB)
液晶ディスプレイ23型ワイド(1920×1080ドット)
価格24万9800円
発売日2011年2月25日
詳細情報http://www.fmworld.net/fmv/fh_glassless/?fmwfrom=fmv_publicity

 2台ともCore i7だが、クロック周波数が異なる。また、グラフィックス機能はHPが外付けGPU、富士通がCPU内蔵GPUとなっているのが大きな違いだ。このグラフィックス性能の違いにも注目したい。昨年、Core iシリーズ登場時に行ったテストとの比較も行った