フォルクスワーゲングループジャパンは2011年1月19日、フォルクスワーゲン初のハイブリッドモデル「トゥアレグ ハイブリッド」を2月17日から発売すると発表した。価格はV6ハイブリッドの「トゥアレグ ハイブリッド」が898万円、V6モデルの「トゥアレグV6」が623万円。プレミアムSUV「トゥアレグ」をフルモデルチェンジした。

トゥアレグハイブリッドと、フォルクスワーゲンのゲラシモス・ドリザス社長(左)と、フォルクスワーゲンAGのトゥアレグ開発責任者のヨーヘン・ボーレ博士(画像クリックで拡大)

V8エンジン相当のパワーを発揮する「トゥアレグ ハイブリッド」

 新トゥアレグでは、従来用意されていたV8モデルが廃止され、3.6L V6 FSIエンジンにハイブリッドシステムを追加した「トゥアレグハイブリッド」と3.6L V6 FSIエンジンを搭載した「トゥアレグV6」のみとなった。トランスミッションはともに新開発されたアイシン製8速ATギアボックスが組み合わせられる。トゥアレグハイブリッドはトルセンLSDを採用し、四輪すべてにエレクトロニック・ディファレンシャル・ロック(EDS)を備えた「4MOTION」を採用。トゥアレグV6には、副変速機と電子制御マルチプレートクラッチ式のセンターデフロック、リアデフロックを備え、よりヘビーデューティーなオフロード走行を可能にした「4XMOTION」を採用した。従来モデル同様5つの走行モードを選択できる。

トゥアレグハイブリッド フロント(画像クリックで拡大)

トゥアレグハイブリッド リア(画像クリックで拡大)

トゥアレグハイブリッド サイドビュー。大きなハイブリッドロゴは展示用。実際の市販モデルには貼られない(画像クリックで拡大)

 新トゥアレグでは、共にアイドリングストップ機構「Start/Stop(スタート/ストップ)システム」や、「ブレーキエネルギー回生システム」が採用され、ハイブリッドモデルで従来のV8エンジン搭載モデルと同等の走行性能を持ち、100km/hまでの加速は6.5秒としながら、10・15モード燃費では従来の2倍以上の13.8km/Lを実現し、4気筒SUVなみの低燃費としている。V6 FSIエンジン搭載モデルでも、従来と同じ最高出力280PS(206kW)、最大トルク360Nmを実現しつつ、従来比38%向上した9.5km/Lを実現している。

 ハイブリッドモデルでは、4つの走行モードを備え、50km/h以下ならエミッションゼロで最大2kmまで走行できる「EV走行モード」、急加速時などモーターとガソリンを同時に作動させ従来のV8モデルと同等の性能を発揮する「ブーストモード」、160km/h以下でアクセルオフ(コースティング)時にモーターをジェネレータとして動作させ高圧バッテリーにチャージを行う「コースティング走行モード」と、ガソリンエンジンだけで走行する「ガソリンエンジン走行モード」を備える。

 ボディは、ゴルフ6系から採用されたデザインを踏襲し、全長、全幅、全高のすべてで若干大型化している。ボディは徹底的な軽量化がなされ、ハイブリッドモデルでV8モデル比でおよそ208kg、V6モデルは従来比約70kg軽量化し、ボディ単体で398kgという軽さを実現した。セグメント最高レベルのボディ剛性も達成し、乗り心地や衝突安全性能にも寄与したとしている。新たにニーエアバッグと後席サイドエアバッグなどを追加し、安全性能も向上した。