パソコンメーカーから春商戦向けのパソコンが相次いで発表、発売されている。富士通は6シリーズ13機種を2011年1月20日から発売した。日本ヒューレット・パッカードも同日から店頭での販売を開始。ソニーは5シリーズ12機種を今週末の1月22日から、東芝は7シリーズ21機種を1月下旬から発売する予定だ。各社のラインアップからは新たなトレンドも見えてくる。この春は、「第2世代Core i7」「激安地デジ」「タブレット対抗」の3つがキーワードと言えそうだ。

激安の新Core i7搭載ノートが登場、主力のCore i5は2月下旬

 「第2世代Core i7」とは、各社の最上級機種が採用する新CPUのこと。春モデルを語る上で欠かせないインテルの「Sandy Bridge」(関連記事)だ。これまでのCore i7とは内部構造を一新した。描画性能や負荷がかかった際にパフォーマンスを高める「ターボブースト」機能などが従来のものりパワーアップしている。インテルによれば、最新のCore i7-2720QMの処理性能は、3年前のCore 2 Duo T7250より3.6倍、1年前のCore i7-840QMより1.6倍高速になっているという。

 ラインアップは、ノートパソコン向け、デスクトップ向けともに、これまでと同じCore i7/i5/i3の3シリーズ。発売済みのモデルの多くはクアッドコアCPUのCore i7-2720QM(2.0GHz)を採用している。昨年の秋冬モデルで主力だったCore i5を搭載したモデルは2月下旬から順次発売される見込みだ。Sandy BridgeのCore i5モデルを発表していないメーカーもある。

2011年1月18日に東京都内でインテルが開催した「Intel Forum 2011」には、国内外の大手パソコンメーカーが集結。第2世代のCore プロセッサー・ファミリーの採用を表明した。まだ春商戦向けパソコンを発表していないメーカーも参考出展として新Core プロセッサーを搭載したパソコンを披露した(画像クリックで拡大)

 Core i5モデルが発売されるまで待った方が良いかと言えば、そうでもない。日本ヒューレット・パッカードは、Core i7-2720QMを搭載したA4ノート「HP Pavilion Notebook PC dv6-4000 Premium」(Web直販モデル)を6万9930円で発売中だ。従来のCore i5搭載モデルと変わらない値段で、コストパフォーマンスが非常に高い1台だ。Sandy BridgeのCore i5モデルの投入を発表している富士通は、価格を未定としており、単純にどちらが安いかは比較できない。それでもCore i7搭載で7万円前後ならば、かなりお買い得と言える。

日本ヒューレット・パッカードの「HP Pavilion Notebook PC dv6-4000 Premium」。Core i7-2720QMを搭載しながら価格は6万9930円からと非常に値ごろ感がある(画像クリックで拡大)

Core i7搭載を示すシール(画像クリックで拡大)