発熱効果は最初の2~3分程度

 ただし、吸湿発熱素材といっても、湿度を与えれば永遠に発熱し続けるわけではなく、一定量の水分を取り込んだ後は発熱効果がなくなる。もちろん、乾かせば発熱効果は復活するが、一度脱いで乾燥させてから再度着るということは考えにくいので、発熱効果は基本的に着た直後だけということになる。

 スーパーなどが販売するPB商品に吸湿発熱素材を提供しているのは、東レや東洋紡といった大手繊維メーカー。それぞれの素材のメカニズムには大きな差はないが、アクリルが多いものや綿が多いものなど、製品レベルでの組成はかなり異なっている。

【どういう効果がある?】

一般的な繊維でも湿度を吸収するときに熱が発生するが、吸湿発熱素材を使うことで3℃程度は温度に差ができる。その後の冷え方が同じなら、一定時間経過後の温かさにも違いが生じる

 

【素材は大手繊維メーカーが提供】
製品名 販売 素材提供
ヒートテック ユニクロ 東レ
ヒートファクト イオン 東洋紡スペシャルティズ
トレーディング
ボディヒーター イトーヨーカ堂 東レ
ハイブリッドウォーム イトーヨーカ堂 東洋紡
ヒートスタイル ダイエー グンゼ
エコヒート 西友 非公表
吸湿発熱素材を提供しているのは数社のメーカーに限られる。ヒートテックの素材を提供する東レはイトーヨーカ堂のボディヒーターの素材も提供する