日経トレンディ

 2011年3月12日に全線開業予定の九州新幹線鹿児島ルート。博多-新八代間の開通で山陽新幹線と直結し、新大阪-鹿児島中央間を直通運転する「みずほ」「さくら」が登場する。

 「みずほ」は途中、新神戸・岡山・広島・小倉・博多・熊本のみに停車する最速達タイプで、新大阪-鹿児島中央間を、在来線特急に乗り継ぐ現行列車より1時間17分短い、最速3時間45分で結ぶ予定。山陽新幹線では「のぞみ」と同等と位置づけられ、朝夕に4往復設定される。

 「さくら」は山陽新幹線内は姫路、福山、新山口、九州新幹線内は新鳥栖、久留米、新八代などにも停車し、日中を中心に1時間に1本程度運行。山陽新幹線では、現行の「ひかりレールスター」を置き換えることになる。

 この「みずほ」「さくら」には、現在「のぞみ」で運行中のN700系をベースに、車内設備に大幅な変更を加えた新型車両「N700系7000・8000番台」が用いられる。

 まだ営業運転には就いていない同車両だが、すでに試運転が始まっており、開業までには一般客を対象とした試乗会も複数回行われることになっている。11月下旬に一足先に試乗する機会を得たので、リポートしたい。

見た目は「のぞみ」と変わらない

 今回試乗したのは新大阪-岡山間。新大阪駅のホームに入ってきた「みずほ」「さくら」を見た第一印象は、「のぞみと同じじゃないか」というものだった。違いと言えば、長さがこれまでの16両から8両と半分になったくらいだ。

 それもそのはず、先頭形状はベースとなったN700系「のぞみ」から全く変更されていない。車体の色は白から青みがかった青磁器のような色に変わったが、あまり違いは感じられなかった。これは天候にもよるようで、晴れの時よりも曇りの時のほうが、より青く見えるそうだ。

奥の新幹線と比べると、やや青みがかっている(画像クリックで拡大)

 ただ、側面を見ると、今までの「のぞみ」との違いが分かる。運転席の横にある「KYUSHU WEST JAPAN」のロゴは、JR西日本とJR九州が共同開発したことを表したもの。これまでの明るい青帯ではなく、金色と濃い藍色の細い帯が入っている点も従来とは異なり、高級感を感じさせる。

運転席横のロゴ。JR西日本とJR九州が手を携えているイメージという(画像クリックで拡大)

金色と濃い藍色の細い帯が入る。車体下のJRマークが青いのはJR西日本所属車。JR九州所属の車両は赤いJRマークが入る(画像クリックで拡大)