前回掲載した「売れてるソニーのデジタル一眼「α55」、注目の高速AF連写&HD動画の実力を検証」では、ソニー「α55」の「トランススルーセントミラー・テクノロジー」という新しい機構と動画撮影機能について解説した。今回は、α55の基本的な性能について、同社のミラーレス一眼「NEX-5」との比較も含めて紹介していこう。

2010年6月に販売を開始したミラーレス一眼「NEX-5」。レンズ交換式デジタル一眼としては画期的な小型ボディーと、フルHD画質の動画撮影機能が話題を呼んだ(画像クリックで拡大)

2010年9月に販売を開始したデジタル一眼「α55」。内部のミラーを透過式の固定ミラーとすることで、圧倒的な高速連写機能を備えたのが特徴。本体の小ささも高い評価を受けた(画像クリックで拡大)

α55の電子ビューファインダーは視野率100%、表示も精細で不満はない

 α55は、光学ファインダーを持たない。その代わりに「トゥルーファインダー」と名付けられた電子ビューファインダー(EVF)を備えている。このEVFは、115万ドット相当と高精細なのがポイントだ。ファインダーをのぞいてみても表示の粗さを感じることはなく、暗い場所や動きの激しい被写体の撮影にも違和感がない。

 視野率が100%なので、構図を正確に決められるのも特徴だ。エントリークラスのデジタル一眼では、どうしても視野率が低くなってしまいがちだが、EVFを採用したからこその視野率100%といえるだろう。

 ファインダーのすぐ下にはアイセンサーを搭載しており、顔を近づけた時はファインダーに、顔を離した時には液晶モニターに表示が自動的に切り替わる。ただし、ウエストレベルでの撮影や、液晶を手で覆った時などにセンサーが反応してしまうこともあるため、上部の切り替えボタンで表示をどちらかに固定できるようになっている。