12月6日に発売するAndroidタブレット端末「Smartia」を持つ古関義幸常務(画像クリックで拡大)

 NECビッグローブは2010年11月25日、7型のディスプレイを備えたタブレット端末「Smartia(スマーティア)」を12月6日に発売すると発表した。プラットフォームには米グーグルの「Android 2.1」を採用する。価格は4万2800円、電話およびインターネットなどで販売する。2011年末までに10万台の販売を目指す。

 端末にはNECが法人向けに提供している「LifeTouch」を用いており、その上で動作するアプリケーションやサービスをNECビッグローブが提供する。同日、都内で開催した記者発表会で、古関義幸常務はインターネットサービスプロバイダー(ISP)の同社が端末を発売する理由について、「長年、パソコンユーザーから使い方が分からない、ネットのつなぎ方が分からないという声をもらっていた。もっと端末に我々のサービスを入れる必要があると考えたため」と説明した。

 プラットフォームにAndroidを採用したのは、「グーグルとは平成12年から検索分野で協力しており、日本の企業では我々が一番長く付き合っている。Androidでも協力しながら進めている」(古関氏)と述べ、グーグルとの強い協力関係をアピールした。

 11月25日から「Smartiaサポートセンター」から電話での予約を受け付ける。12月6日からは専用サイト「BIGLOBE Smartia Style」でも購入できる。購入後、すぐに利用できるように、個人設定を済ませてから出荷するため、当面は量販店での販売は見送る。

 Androidを採用したタブレット端末は、NTTドコモ、KDDI、NTT東日本、マウスコンピューターなどが年末から来年にかけて国内で発売する予定だ。タブレット端末は、今年5月にアップルが「iPad」を発売して以来、パソコンとスマートフォンの間に位置する端末として注目を集めてきた。NECビッグローブは、昨年12月にユーザー調査を目的にモニター調査を実施しており、早くから取り組んできた。Android向けアプリのマーケットも今年8月に開設しており、Smartiaの発売に向け十分な準備を整えてきたと言える。

 発売を記念して、同社のインターネット接続サービスを同時に申し込むと1円で購入できるキャンペーンも実施する。年末商戦でスタートダッシュできるか注目だ。

端末はNECが法人向けに販売している「LifeTouch」を使用。370gと軽量で片手でも持ちやすい。モニター調査で声が多かったストラップホールを備える(画像クリックで拡大)

指や付属のスタイラスで操作できる(画像クリックで拡大)