※この記事は日経エンタテインメント!(11月号)の記事を転載したものです。購入はこちら

 ジュリア・ロバーツの初来日も話題になった、映画『食べて、祈って、恋をして』(ソニー・ピクチャーズ)。世界中でベストセラーの自伝的小説を映画化した本作を手がけたのが、俳優ブラッド・ピットが経営する映画製作会社プランBエンタテインメントだ。

食べて、祈って、恋をして

ジュリア・ロバーツが人生を見つめ直す旅に
全世界700万部のベストセラー自伝を映画化。結婚が破たんしたジャーナリストのリズは、イタリア、インド、バリと自分探しの旅に出る。監督は人気テレビドラマ『Glee』のライアン・マーフィー。配給ソニー・ピクチャーズ/TOHOシネマズ有楽座ほか全国公開中(画像クリックで拡大)

 ハリウッドの俳優のなかにはピットのように、企画の立案から資金集めまでを担う映画製作会社を経営、自身でプロデューサーを兼ねるスターが少なくない。自ら演じたい役を演じられるし、作りたい映画を作れるからだ。レオナルド・ディカプリオは主演作『アビエイター』や、ライフワークであるエコを題材にしたドキュメンタリーのテレビシリーズを手がけたことも。ドリュー・バリモアは『チャーリーズ・エンジェル』シリーズをはじめ、昨年監督業にも進出した。ほかにも数多くの人気者が、失敗すれば役者業にも影響するリスクを背負いながらも、意欲的に製作に挑戦している。

 そうしたなか注目されるプランBは、02年にピットと元妻ジェニファー・アニストン、プロデューサーのブラッド・グレイが設立。当初はピットが主演した『トロイ』など大作系を手がけていたが、06年、オーナーはピットひとりに。以降、そのラインアップは、恋愛ものからアメコミアクション、重厚な人間ドラマまで、規模の大小を問わず、非常に多彩となった。

プランBエンタテインメントの主な作品

トロイ(04) 紀元前12世紀に起きた、伝説のトロイ戦争を題材にした歴史大作。ピットは主役アキレスを熱演した。
チャーリーとチョコレート工場(05) ティム・バートン監督×ジョニー・デップ主演の異色ファンタジー。原作はロアルド・ダールの小説。
ディパーテッド(06) マーティン・スコセッシ監督がオスカーを受賞した犯罪ドラマ。主演はレオナルド・ディカプリオ。
マイティ・ハート/愛と絆(07) ピットがほれ込んだノンフィクションを映画化した社会派ドラマ。主演はアンジェリーナ・ジョリー。
ジェシー・ジェームズの暗殺(07) ピットが主演を兼ねた念願の企画。実在の強盗の最期を描いたドラマ。アカデミー賞ほか高い評価を得た。
50歳の青春白書(09) 50歳の主婦が第2の人生を模索する人間ドラマ。監督は脚本家・女優でもあるレベッカ・ミラー。
きみがぼくを見つけた日(09) ベストセラー小説を映画化したラブファンタジー。監督はドイツ出身のロベルト・シュヴェンケ。
キック・アス(10) 全米で大ヒットを記録したアメコミアクション。監督は『レイヤー・ケーキ』の新鋭マシュー・ヴォーン。(12月18日公開)
The Tree of Life(10) 『天国の日々』のテレンス・マリック監督作。50年代を舞台にした人間ドラマ。主演はブラッド・ピット。