●Interview:徹底的にユーザーの声に応える

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 アドレスV125Sの試乗会場で、短い時間ながらスズキのスタッフの方にお話を聞くことができたので報告しよう。主にお話は、株式会社スズキ二輪 営業推進部広報担当の小林大祐氏に伺ったが、会場は大変忙しく、まとまっては時間が取れなかったため、他のスタッフの方にもフォローの意味で話を伺っている。

――従来のアドレスV125/Gについて多かった要望は?

スズキ: デザイナーがバイク駐車場などでアドレスユーザーを待ち伏せて、新型アドレスV125のスケッチを見せて意見を募集しました。まず以前から言われていたことですが、「時計が欲しい」という意見が多かったです。アドレスは通勤に使用されるお客様が多く、時間がとても気になるというわけです。グラブをしているので腕時計も見づらいですし、特に冬場は腕をまくって見るのが大変ですから。時計を導入するにあたっては、デジタル表示にして見やすくしました。スピードメーターも暗いところで見やすくするなど、視認性を上げています。時計に合わせて多機能メーターも付けました。オイルチェンジインジケーターは、任意の距離を設定するとオイル交換の時期を知らせしてくれます。

 「カバンホルダーが欲しい」という意見もかなりありました。それで通勤などでよく使われるカバンがかけやすい、大型のホルダーを採用しています。それに対してフロント部のラックは、ウエスやペットボトル、レインコートなど、小さくて濡れてもいい物ばかり入れているというアンケート結果だったので、フタのない小型のオープンタイプのラックとしました。ラックを小さくしたことでシート前の空間が広くなり、ゆったりとしたポジションと、ホルダーにかけたカバンが無理なく収まるようなスペースを確保しました。

――シート下のトランクの変更については?

スズキ: アドレスV125のユーザーは9割が男性です。しかも普段は大型バイクに乗っていて、通勤用セカンドバイクとしてアドレスを使っている。つまり、スポーツバイク用のフルフェイスヘルメットでアドレスに乗っている方もけっこういらっしゃるわけです。そこでシート下のトランクの形状を工夫し、スコーピオン(スズキのヘルメットのブランド)のXLサイズのフルフェイスが入るようにしました。

 収納スペース確保のためアクセサリーソケットはなくなりましたが、アンケートを見るとソケットはほとんど使われていなかった。存在そのものを知らない方もいらっしゃいました。通勤時間は平均で30分程度。その時間では携帯電話の充電も効率的ではありませんし、ビックスクーターのように音楽を楽しむという人もほとんどいない。結果、通勤にはアクセサリーソケットはいらないということになりました。

オプションのトップケースを付けた。本体とプレートがセットになっている(画像クリックで拡大)

プレートをリアキャリアに取り付けた状態。この状態でも荷物を載せられる(画像クリックで拡大)

下から見るとプレートが固定具合がわかる。作業はとても簡単だった(画像クリックで拡大)

プレートを付けても、荷掛けヒモ用のフックがそのまま使える(画像クリックで拡大)

トップボックスを取り付けた状態。とても簡単で、パチンとはまる(画像クリックで拡大)

かなり上後方に位置するので、あまり重いものは入れないほうがいい。規定の最大積載量は1.5kg(画像クリックで拡大)

トップボックス付きのスタイルも悪くない(画像クリックで拡大)