もう一冊は、リンクアンドコミュニケーションの「生活改善レシピ」をベースにした「奇跡の1食500kcalレシピ」だ。「生活改善レシピ」は、全国2500の病医院に23万部を配布している季刊のフリーマガジン。具体的な献立を通じて健康情報を提供することを目的に、ヘルシーで食べ応えのあるレシピを掲載してきた。

 これが書籍化されたのは、河出書房新社 編集第三部の谷口亜子氏が、内科の待合室で「生活改善レシピ」を手にとったのがきっかけ。「カロリー制限食を食べている方は、家族と違った献立になることが多く、ひとり食卓でわびしい気分を味わうことがありました。この献立なら、健康な家族が同じものを食べられます」と、谷口氏が語るように、各メニューは1食“500kcal前後”、塩分は“3g前後”という基準で開発されている。

 カロリーを低く抑え、油を減らした調理法によって、献立全体が約500kcal前後に抑えられているのが、2冊に共通する特徴だ。主菜・副菜を組み合わせた献立は、おいしそうな魚や肉を主菜に、野菜や煮物、汁物を組み合わせていて見た目もバランスも良い。

 すべてのメニューを手作りする余裕がないなら、常備菜を作りおきするのはどうだろう。きんぴらや和え物などは作ってみると案外簡単で、懐かしい味に仕上がる。こうしたレシピ本を参考に、料理レパートリーや献立のバラエティを増やして、健康的な生活を送ろう。

(文/波多野絵理)