NTTドコモならほとんどの機種で定額データ通信ができる

 携帯電話でデータ通信をするとなると気になるのが料金。NTTドコモの場合、パケット定額サービス「パケ・ホーダイ ダブル」を契約していれば、上限額が設定されているので安心して利用できる。

 「パケ・ホーダイダブル」の基本料金は月額390円で、それで4650パケットまで利用できる。そこから52500パケットまでは1パケットあたり0.084円で料金が発生し、それ以上利用しても料金は一定の上限額しか払わなくてよい。その上限額はiモードの利用のみだと月額4410円。iモードフルブラウザ通信利用だと月額5985円。そしてパソコンなど外部機器を接続して通信した場合は月額1万395円となっている。この月額上限額1万395円を利用するわけだ。すでにiモードでめいいっぱい通信している人なら、差額5985円でパソコンでも利用できることになる。

 そして、この月額上限額を安く抑える方法がある。それは128K通信を利用すること。これは受信最大128kbps/送信最大64kbpsで利用することで、月額上限額が5985円になるというものだ。1万395円に比べて4410円も安く済む。この128K通信を利用するには、後述する接続ソフト側の設定が必要だ。

 月額上限額1万395円の場合の受信(下り)最大7.2Mbpsに比べて、受信最大128kbpsとかなり遅くなるように思えるが、実際に利用してみるとメールチェックやそれほど重くないウェブサイトの閲覧ならたいしてストレスなく利用できる。

「パケ・ホーダイダブル」を利用すると、全然利用しない月は390円。旅行先などで頻繁に利用した月でもデータ通信費は最高1万395円(128K通信を利用すれば5985円)で済む。これにプロバイダー料金と基本使用料などをプラスした額が、実際に支払う額になる(画像クリックで拡大)

auは機種限定、ソフトバンクは料金青天井

 では、auやソフトバンクモバイルの携帯電話ではどうだろう。

 auにも「ダブル定額」「ダブル定額ライト」「ダブル定額スーパーライト」などの定額サービスがある。しかし、パソコンを利用した通信を行うと月額上限額は1万3650円となり、NTTドコモよりも約3000円も高くなってしまう。また、この定額サービスを利用できる携帯電話の機種も限られている。

 ソフトバンクモバイルにもデータ定額サービスはあるが、これは携帯電話をパソコンにつないでの通信は対象外となっている。つまり上限額がなく青天井に費用がかかってしまう。

 これらに比べ、NTTドコモはスマートフォンを除き、ほぼすべてのFOMA端末をパソコンのモデムとして利用でき、前述した定額サービスを使えば利用料金も安上がりだ。

 そして通信可能エリアの問題もある。通信可能エリアが広いNTTドコモなら、全国どこへ行ってもつながる可能性が高く、旅行や出張の時に使うには最適だ。たとえどんなに安くても、理論上の通信速度が速くても、接続できなければ意味がない。この通信可能エリアの広さは、他の通信キャリアやモバイルWiMAXなどにはない大きな魅力だ。

 以上のことからこの記事では、NTTドコモのFOMA HIGH-SPEEDの携帯電話を使ってパソコンをインターネットに接続する方法を紹介する。