富士通は2010年7月27日、シニアをターゲットにしたパソコンの新モデル「らくらくパソコン3」を7月29日から発売すると発表した。ノートパソコンタイプとデスクトップタイプの2機種をラインアップする。同社のシニア向け携帯電話「らくらくホン7」で撮影した写真を簡単に取り込める機能を備えたのが特徴だ。テレビCMにもらくらくホンと同じ女優の大竹しのぶさんを起用する。予想実売価格はノートパソコンが15万円前後、デスクトップパソコンが16万円前後。
同社によれば60歳以上の携帯電話利用者の半数はらくらくホンを利用しており、累計1800万台以上を売り上げている。らくらくホンのコンセプトやマーケッティング手法をパソコンに展開することで、パソコンの利用率の低いシニア世代の取り込みを狙う。同社の齊藤邦彰執行役員は、「らくらくホンとの親和性を高めて、認知度を高めたい。同じCMキャラクターの大竹しのぶさんを起用したのも認知度アップのため」と同日東京都内で開催した記者発表会で語った。第3世代となり、キーボードやタッチだけで検索できるソフトなどの完成度は高まっているが、シニア層からの認知度が低いのが課題だ。らくらくホンとらくらくパソコンを一緒に使うと便利ということを訴求し、存在感を高めたい考えだ。
写真の取り込みは、専用スタンドにらくらくホン7を置くだけで、赤外線通信で転送する仕組みだ。取り込んだ写真は、タッチ操作でスライドショー表示やカレンダー表示できる。プリンターがつながっていれば、印刷も可能だ。らくらくホンユーザーに対する同社の調査(2008年、2009年)で、カメラの利用率は高いが、パソコンで活用している人は少ないことが分かった。また、「アルバムで整理」「印刷」「パソコンに移して活用」したい人が多く、スムーズにパソコンに取り込み、整理したり印刷したりする機能が求められていることが分かったという。なお、写真転送機能はらくらくホン7専用の機能で、従来のらくらくホンでは使えない。











