アップルは2010年6月24日午前8時、新型「iPhone 4」の発売を開始した。米国、フランス、ドイツ、日本、英国の5カ国で同日発売を開始し、時差の関係で日本が世界最速での発売となった。東京都中央区銀座のアップルストア銀座店には、iPhone 4を買い求める人たちで500人以上の行列ができた。

 予約済みの人は、購入時間をあらかじめ決められていたため、多くは予約なしの人たちで長い列ができていた。予想を上回る人気で、予約受け付けが6月18日に中止されたものの、当日分もある程度用意されていたようだ。予約開始日に発表された通り、24日に購入できるのはブラックのみ。ホワイトモデルは展示もなかった。iPhone 4専用のケース「バンパー」は6色のうちブラックだけしか販売されていなかった。

午前5時で300人、午前7時30分には500人が並んだ(画像クリックで拡大)

巨大なiPhoneの着ぐるみを身につけて並んでいる人(画像クリックで拡大)

 予約なしの列に一番最初に並んだのは、18歳の男子高校生。学校を休んで2日前の午後6時から並んでいたという。「iPhone 3G」のユーザーで、iPhone 4については「見た目がカッコイイ。カメラ機能やきれいになった液晶に期待している。32GBモデルを購入する予定」と語ってくれた。

予約なしの列の先頭に並んでいた男子高校生(写真右)(画像クリックで拡大)

リュック一つで2日前の午後6時から並んでいた。お風呂は銀座湯(入浴料は400円)で済ませたという(画像クリックで拡大)

 午前8時になると、ブルーのTシャツを着たスタッフにうながされ、予約済みの列の先頭に並んでいた女性が入店。その後、数名ずつ店内に入って、購入手続きをしていた。5月28日の「iPad」の発売時(関連記事)のような混乱はなかった。

午前8時に開店し、予約済みの列で先頭に並んでいた女性が入店。16GBモデルを予約していたという(画像クリックで拡大)

 iPhone 4 32GBモデルを手に出てきた18歳の男子高校生は、一緒にiPhone 4を購入した友人とテレビ電話「FaceTime」を早速試し、「世界で初めての無料のテレビ電話。画質もきれいで面白い」と満足した様子だった。

iPhone 3G(左)とiPhone 4(右)(画像クリックで拡大)

ディスプレイの解像度が4倍になり、画面がより高精細になったiPhone 4。iPhone 3GSよりも薄く、細くなったことで、手の小さい女性でも持ちやすくなった(画像クリックで拡大)

厚さは9.3mm。側面はステンレススチール製だ(画像クリックで拡大)

背面にも強化ガラスを使ったiPhone 4。耐指紋性撥油コーティングが施してあり、指紋が目立ちにくい(画像クリックで拡大)

男子高校生は午前10時には契約などを済ませて出てきた。36時間も並んでいたのに、疲れた様子も見せずに報道陣の質問に応えていた(画像クリックで拡大)

一緒に並んだ友人とiPhone 4の新機能「FaceTime」を早速試す男子高校生。画質のきれいさに驚いていたようだ(画像クリックで拡大)

(文/三浦善弘=日経トレンディネット)

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