トヨタ自動車のブースでは、1人乗りのコンセプトカー「パーソナルモビリティ i-REAL」と「パーソナルモビリティロボット ウィングレット」を展示していた。

 「i-REAL」は、前2輪、後1輪の3輪車で“ふと出かける。ふと出会う。もっと繋がる”がコンセプト。同社がこれまで提案してきた「i-unit」「i-swing」などから続いているコンセプトカーで「現在、実用化に向けてさらに開発を進めている」(トヨタ自動車 商品統括部・Z-AD主幹の森田真氏)。

 2つの走行モードを選ぶことができる。例えば、歩行者のエリアでは、ホイールベースを短くすることで歩行者の目線にあわせた高さに調整できる。車両のエリアでは、ホイールベースを低くして車を安定させて走ることができる。ちなみに…車の免許を持たない筆者も試乗したが「手元のボタンと操作レバーを倒すのみ」という、運転操作の簡単さには驚いた。

バッテリーは「リチウムイオンバッテリー」を使用。「1回の充電で走行できる距離は約30キロで、時速30キロのスピードが出ます」(前出・トヨタ自動車・森田氏)。「i-REAL」は、「歩行モード(全長995mm・幅700mm・高さ1430mm)」と「走行モード(全長1510mm・幅700mm・高さ1125mm)」と2通りの運転モードがある(画像クリックで拡大)

歩行モードの場合、「止まる」「進む」…車の動きによって、LED表示の色や形が変わる(画像クリックで拡大)

手元の操作ボタンもシンプル。誰でも簡単に運転できる(画像クリックで拡大)

立ち乗り型のモビリティロボット「ウィングレット」も開発中のコンセプトモデル。3種類(TypeS、TypeM、TypeL)のタイプがある。リチウム電池を搭載しており、1時間の充電で約10キロの走行が可能。最高速度は時速6キロ(画像クリックで拡大)

 大阪産業大学のブースでは、「ソーラーカー」の実車を展示していた。「OSUソーラーカープロジェクト」と題し、学生自らでソーラーカーを製作した。自分たちで作った車で、オーストラリア大陸3000キロ縦断レースといった世界最大のソーラーカーレースをはじめ、さまざまな国際レースに参戦しているとのこと。「設計から組み立てまで、すべての工程を学生たちで考え、製作しています」(同大学・教育支援センター・村上雅享氏)。

全長5000mm×全幅1800mm×全高1000mmのソーラーカー。全2553枚のソーラーパネルが表面に張られている。ソーラーパネルで発電し、補助バッテリーとしてリチウムイオン電池を積んで走る。最高速度は、時速約140キロまで出る(画像クリックで拡大)

同大学3年生の三浦愛さん(20歳)は、ソーラーカーの「レーサー」として世界中のレースに参戦。「ドリームカップソーラーカーレース鈴鹿2009」(国際自動車連盟(FIA)公 認)」で優勝した実績を持つ(画像クリックで拡大)

「OXYRIDE RACER」は、「乾電池」で動く世界最速の車。2007年、同大学がパナソ全長3300mm×全幅770mm×全高560mm。使用する乾電池(単3)は、全192本。同年、茨木県の自動車走行試験場で行われたギネス世界走行会では「平均時速105.95キロ」という記録を出し、ギネス世界記録に認定されている(画像クリックで拡大)