三菱電機は、2010年5月31日に開催された液晶テレビ「REAL BHR400シリーズ」の発表会で、今後の3Dテレビの計画を明らかにした。それによると、今年の夏ごろに3D対応の75V型レーザーテレビ(半導体レーザー光源のDLP方式リアプロジェクションテレビ)を国内に投入し、秋にはBHRシリーズと同じBD&HDDレコーダー機能を内蔵した3D対応液晶テレビを発売するという。なお、レーザーテレビにはレコーダー機能は搭載しない予定だ。

 同社の3D対応DLP方式リアプロジェクションテレビは、米国で約2年半の実績を持つもので、半導体レーザーを光源に使った同社の3D対応DLPリアプロジェクションテレビ(レーザーテレビ)も2008年に米国で発売されている。

3Dレーザーテレビの参考展示。75V型の3Dは離れて見ても迫力がある。3Dの安定感と色の深みが特徴だ (画像クリックで拡大)

 3Dにおけるレーザーテレビのメリットは、まず高速な応答性にある。「レーザーテレビで採用しているDLP方式は、液晶と比べると約2桁も高速な表示が可能です。このためクロストーク(二重像)の少ない3D映像を実現できます」と担当者は語る。3Dテレビでは、左目用と右目用のハイビジョン映像を高速に切り替え表示する必要があるため、応答性の高さは大きなメリットになる。

 加えて、「レーザーテレビは光源に3原色のレーザーを用いるため、色域の広い表現が可能になる点もメリットです」(担当者)という。

 3D表示は、ほかの3Dテレビと同じ「フレームシーケンシャル方式」(左目用と右目用の映像を秒間60コマずつ交互に表示する方式)を採用し、液晶シャッターの付いた3Dメガネで視聴するスタイルも同じだ。

3Dメガネは他メーカー製で、これは展示用。製品では別のメガネになるとのこと (画像クリックで拡大)