奈良の平城京に都が誕生して1300年。いにしえの都では、12月31日まで「平城遷都1300年祭」が開催されている。開催前にはマスコットキャラクター「せんとくん」の意匠でひと悶着あったものの、そのせんとくんも今では人気者。県内外のイベントに引っ張りだこだ。

 不況の折から総事業費が縮小され、メイン会場のパビリオン数は減ったが、「無料で観覧できる施設が多く、会場には自由に出入りできるので多くの人に楽しんでもらいたい」と、平城遷都1300年祭記念事業協会広報室の宮川享子氏。世界遺産に登録された平城京跡を満喫したい派にはおすすめだ。

 ただ、「思ったよりしょぼい」といった不満の声もあり、イベント自体に対する評価は大きくわかれる。万博のような会場を想像すると期待はずれかもしれない。しかし、平城京跡の広大な土地に立ち、広い空を仰ぐと1300年前にタイムスリップしたかのような気分を味わえる。古代の文化に触れられる平城遷都1300年祭を機に、奈良ブームは到来するだろうか。

メイン会場の平城京跡は甲子園30個分の広さ。空と大地の広さ、古代のロマンを体感できる空間だ(画像クリックで拡大)

今では人気者のマスコットキャラクター「せんとくん」が出演するステージ。奈良県内外でPR活動を行っている(画像クリックで拡大)