「復活」がヒットにつながるキーワードの一つになっている。 若者に人気の「ハイボール」は今年、缶入り新製品も相次ぎ発売、ヤクルトのビフィズス菌飲料「ミルミル」も1月に再発売されて話題になった。エンターテインメントの世界でも藤子不二雄のマンガ「怪物くん」が嵐の大野智主演の連続ドラマ(日本テレビ系)として“復活”、昨年再結成して話題となったロックバンド「ユニコーン」も4月に2009年のライブの映像などを収録したDVDボックスを発売したばかりだ。

 そして今、ミルミルが発売された1978年に解散したロックバンドの“復活”がロックファンの間で話題になっている。伝説のバンド「サンハウス」が5月、全国6個所で復活ライブを開催するのだ。

 作詞家を経てロックバンド「Zi:LIE-YA」などでボーカルを続けてきた柴山俊之、シーナ&ロケッツのギタリスト・鮎川誠らのサンハウスは、当時福岡を中心としたロックムーブメント「めんたいロック」の草分けとして知られる。陣内孝則の「ザ・ロッカーズ」や石橋凌の「ARB」、森山達也の「ザ・モッズ」、大江慎也、花田裕之らの「ザ・ルースターズ」などとともにご存じの方も少なくないことだろう。

 1983年、1998年に次ぐ3度目、オリジナルレコーディングメンバーとしては2回目の再結成となる今年、2月にはデビュー35周年を記念したCD7枚、DVD1枚のボックスセット「SONHOUSE THE CLASSICS」(テイチクエンタテインメント、1万7000円)も発売された。復活ライブの模様は7月、DVDとして発売予定、7月の「フジロックフェスティバル'10」への出演も決まっている。今年、サンハウスの“復活”は、日本のロックシーンを大いに刺激することになりそうだ。

 日本レコード協会によれば、国内の音楽CD生産金額は1998年をピークに減少傾向にある。いわゆる“メガヒット”が減っているのも、インターネットや携帯電話の登場などで趣味嗜好が多様化しているからだとも言われてきた。こうした時代にアーティストがヒットを生み続けるには何が必要なのか――ミュージシャンとして長く活躍してきた柴山、鮎川の両氏に、再結成への意気込みやアーティストとしての思いなどを聞いた。

サンハウス
ボーカル・柴山俊之、ギター・鮎川誠、篠山哲雄、ドラム・坂田“鬼平”紳一、ベース・奈良敏博
1970年福岡にて結成。1975年にはファースト・アルバム『有頂天』を発表。福岡に根ざした活動を続けるが、1978年に惜しまれながら解散。博多を中心としたロックムーブメント「めんたいロック」の始祖として、現在に至るまで高い評価を得続けている。サンハウスはツアー規模では1983年、1998年に次いで3度目の再結成。2010年5月9日の東京・恵比寿 LIQUIDROOMを皮切りに全国6都市でライブを開催。7月30日から新潟県苗場スキー場で開催される「フジロックフェスティバル '10」への出演も決まった。デビュー35周年を記念したボックスセット「SONHOUSE THE CLASSICS 35th anniversary」(1万7000円)がテイチクエンタテインメントから発売中。
公式ページはhttp://juke-records.net/sonrise2000/

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