この記事は、発売中の日経トレンディ5月号(4月3日発売)「検証!新規格デジタル機器」の一部を転載したものです。情報は基本的に発売時点のものとなります。

 GPSを内蔵し、撮影した写真に緯度・経度の位置情報を記録できるデジタルカメラが増えてきた。ニコンが08年発売のクールピクスで先行したが、この3月にはソニーとパナソニックが内蔵カメラを投入した。

 従来、デジカメ写真への位置情報の書き込みは、「GPSロガー」と呼ばれる小型端末を使うのが主流だ。デジタルカメラと一緒に携帯し、GPSロガーが記録した行動履歴とデジカメ写真の撮影時間を照合することで、撮影場所を特定して書き込む。

「GPSロガーだと持ち歩くのを忘れるし、撮影後も書き込みの手間がかかる。カメラにGPSを内蔵すればそれがない」。ソニーマーケティング・パーソナルイメージングMK課の高橋英悟氏は、GPSを内蔵することでの利便性を説明する。

「グーグルマップなどの電子地図サービスで簡単に撮影位置を表示できるなど環境が整ってきた」(カシオ計算機)ことも追い風になっている。

●GPSロガーは撮影時間から位置を特定

 GPSを内蔵しないデジタルカメラでも位置情報を書き込める。GPSロガーは衛星から時刻と位置情報を継続的に取得し、デジカメ画像の撮影時間と照合する。電池は1日程度しか持たないが、取得位置は比較的正確だ。

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撮影したメモリーを一緒に携帯したGPS-CS3Kのスロットにセット(画像クリックで拡大)

画像に一気に撮影位置を書き込む(画像クリックで拡大)