iPodなどの携帯音楽プレーヤーで音楽を楽しむようになると、楽曲の“母艦”であるPCでもいい音で聞きたくなるもの。多くの人は3.5φのステレオミニジャックから入力できるPC用スピーカーを利用していることだろう。

 今回紹介する東和電子の「Olasonic TW-S7」は、一般的なPC用モデルとは少し毛色の異なる「USBスピーカー」だ。USBスピーカーとは、USBケーブル1本でPCと接続するスピーカーのこと。電源や音声をケーブル1本で供給するため、手軽に音楽を聴けるのが魅力となっている。

東和電子が4月1日に発売したUSBスピーカー「Olasonic TW-S7」(実売価格1万円前後)をノートPCに接続したところ。USBケーブル1本でつながり電源が不要なため、手軽に利用できる(画像クリックで拡大)

ホワイトモデル(画像クリックで拡大)

ブラックモデル(画像クリックで拡大)

 USB電源は5V×500mA(2.5W)しかないため、従来のUSBスピーカーはおもちゃ的なものしかなかった。しかしTW-S7は左10W+右10W、合わせて20Wの大出力を実現しているという。

 なぜ2.5Wの電源から20Wの出力を実現できるのか。そこには「SCDS(Super Charged Drive System」と呼ばれる“コロンブスの卵”的なからくりがある。

 SCDSとは「キャパシター」と呼ばれるコンデンサーに充電し、必要に応じてキャパシターから放電することで大音量を実現するというもの。楽曲には音量の小さい部分と大きな部分があるため、例えば0.1Wで十分な部分は残りの2.4Wを充電し、10W+10Wが必要な場合はキャパシターから放電するというわけだ。

 スピーカーはφ60mmコーン型フルレンジユニットを搭載。重低音を鳴らすために、背面にφ60mmのパッシブラジエーター(磁気回路のないコーン紙だけのスピーカー)を配置。60Hzあたりでスピーカーが共振する際に、スピーカーユニットとパッシブラジエーターが逆位相で振動することで、スピーカー全体の振動を抑える設計になっている。

背面にφ60mmのパッシブラジエーター(磁気回路のないコーン紙だけのスピーカー)を配置し、小型ながらしっかりした重低音を鳴らしている(画像クリックで拡大)