便利な環境になればなるほど、人間同士の距離は広がってきているのではないか?――そんな複雑な現代社会の希薄な人間関係を描いた映画『マイレージ、マイライフ』が2010年3月20日より公開される。

 先日の米アカデミー賞で『ハート・ロッカー』と『アバター』の陰に隠れた格好になったが、全5部門6ノミネートされた作品。今年の賞レースの序盤戦では、オスカーの最有力候補と目されていた。事実、アカデミー賞の前哨戦でもあるゴールデン・グローブ賞でも最優秀脚本賞を獲得している。

監督は、32歳にしてすでに二度もアカデミー賞監督賞候補となっているジェイソン・ライトマン。『アバター』でアカデミー賞3冠を受賞した55歳のキャメロン監督が、CGや3Dなどを駆使して映画を撮るのに対し、若手の彼はハイテク技術を使わずに伝統的な手法で骨太の人間ドラマを作り上げた。

 ジョージ・クルーニー演じる主人公を通して、人と心を通わすことの重要性を描くだけでなく、さらにリストラやネット中心社会という現代社会の問題点をあぶり出した。ここで見どころを紹介していこう。

『マイレージ、マイライフ』
監督・脚本・製作:ジェイソン・ライトマン/出演:ジョージ・クルーニー、ジェイソン・ベイトマン、ヴェラ・ファーミガほか/配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン/3月20日より東宝シネマズ、シャンテほか全国ロードショー/公式サイト:http://www.mile-life.jp/
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