「3月の週末ともなるとディズニーランドのアトラクションのよう」と笑うのは、都内のホンダ系ディーラーのベテラン営業マン。アトラクション状態と例えられているのは、2010年2月に登場した本田技研工業の新型ハイブリッドスポーツ、「CR-Z(シー・アール-ズィー)」の試乗予約状況のことだ。
発売前の予約受注が4700台、3月7日時点の総受注台数が7000台を超え、既に「これからサインしてオーダーしていただく分の納車については、早くても連休明けから5月末、もしくは6月になってしまうだろう」(都内ディーラー)とまで言われている。
ホンダは、クルマ離れが進む若い世代の心をつかむ販売戦略を試みているようだ。しかし現場のディーラー営業マンからは、「試乗に来る人たちには、年配の方が目立つ。今は『クラウン』や『セドリック』などの大型セダンに乗っている人たちが、昔憧れていたクルマや、若いころに乗りこなしていたクルマと、CR-Zのイメージが重なるようだ。これはうれしい誤算」などという声も聞く。
「ビート」「プレリュード」「NSX」「S2000」と並び、話題を巻き起こしたホンダの歴代車種に刻まれそうな“現代のスペシャリティーカー”ともいえるCR-Z。その気になる売れ筋や値引きの話題、ユーザー動向などを全国の販売店に聞いてみた。











