パナソニックは2010年3月9日、マイクロフォーサーズ対応デジタル一眼の新製品「LUMIX DMC-G2」を発表した。同社が2008年10月に発売した初代マイクロフォーサーズ機「LUMIX DMC-G1」の後継機種。ニーズの高まるHD動画撮影機能を新たに搭載したほか、レンズ交換式デジタル一眼としては初めてタッチパネル液晶を搭載して操作性を高めた。最新コンパクトデジカメで採用された超解像技術も盛り込み、画質面での強化も図っている。
製品のラインアップや予想実売価格は以下の通り。パナソニックは、中級者向けの製品として位置付けている。発売日はいずれも4月28日の予定。
| ■パナソニック「LUMIX DMC-G2」のラインアップ |
| モデル名 | 付属レンズ | カラー | 予想実売価格 |
| DMC-G2 (ボディー) |
なし | コンフォートブラック | 7万9800円 |
| DMC-G2K (レンズキット) |
LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH. | コンフォートブラック コンフォートレッド コンフォートブルー |
8万9800円 |
| DMC-G2W (ダブルズームレンズキット) |
LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH. LUMIX G VARIO 45-200mm/F4-5.6 |
コンフォートブラック コンフォートレッド コンフォートブルー |
11万9800円 |
カラーバリエーションは上のコンフォートブルーに加え、コンフォートレッド(左)とコンフォートブラック(右)の3色。コンフォートブルーとコンフォートレッドは、DMC-G1と色合いを変えており、高級感が増している。レンズキットモデルには、左のモデルが装着している標準ズームレンズが、ダブルズームキットには右のモデルが装着する望遠ズームレンズも付属する
| ■発売中のLUMIX Gシリーズとの比較 |
タッチパネル液晶を利用すると、画面をタッチした場所にピントが合わせられる。便利なシーンが、手前から奥まで被写体が並ぶ花壇などの撮影だ。画面の端や後方にある花にピントを合わせたい場合でも、被写体をまず中央に配置させてAFロックしてからフレーミングし直す必要なく、タッチするだけでダイレクトにピントが合わせられる。
画面右に用意されたアイコンをタップするとシャッター機能も有効になり、ピントを合わせたい場所をタッチするとオートフォーカスと同時に撮影も実行する。高速なオートフォーカス性能により、タッチから撮影までのタイムラグはほとんど感じず、実用的に使える。被写体が近すぎる場合など、フォーカスが合わない場合はシャッターが切れずに警告が出る。
付属の標準ズームレンズは、軽量化を図った新タイプ「LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」に一新。DMC-G1の付属レンズ「LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」よりも望遠側がわずかに狭くなった。軽量化のため、マウント面はエンジニアプラスチック製を採用している
各社が発売しているタッチパネル対応のコンパクトデジカメは、通常のボタンの多くを省略して操作全般をタッチパネル任せにする傾向が強い。目新しさは強まるが、直感的で迅速な操作がしづらくなるデメリットが発生する。
DMC-G2の特徴は、タッチパネル液晶を採用しながら、従来機種と同じボタンやダイヤルをしっかり残したことにある。基本的な操作や設定変更は迅速に操作できるボタンやダイヤルを利用し、タッチパネル操作は狙ったポイントへのピント合わせやタッチによる撮影などに限定。デジタル一眼ならではの軽快な操作性を維持しつつ、タッチパネルのメリットを生かせるよう工夫している。














