PMAの会場入口すぐの一等地にブースを構えていたのが富士フイルムだ。例年だと、通路を挟んだ向かいに大きなキヤノンブースがあってにぎやかなのだが、今年はキヤノンがPMAに参加していないことでいつもと雰囲気が異なっていた。

 コンパクトデジタルカメラでは、日本で発売が始まったスリムモデル「FinePix Z700EXR」などの発表済みモデルだけでなく、国内未発表のモデルが多数展示されていた。

 ネオ一眼のスタイルを採用する高倍率ズーム機「FinePix HS10」は、富士フイルムが推進するスーパーCCDハニカムではなく、同社初となる裏面照射型CMOSセンサーを搭載したのが特徴。高感度に強いFinePixが、裏面照射型CMOSセンサーでどのような進化を遂げるのかが注目される。

一眼レフカメラ的なスタイルの高倍率ズームモデル「FinePix HS10」。35mm判換算で24~720mm相当をカバーする光学30倍ズームレンズを搭載し、広角域から超望遠域まで迫力のある写真が撮れそうだ。撮像素子は1/2.3型の裏面照射型CMOSセンサー(有効1030万画素)で、高感度低ノイズを実現しているとのこと。ISO感度は最高ISO3200で、解像度を落とせばISO6400まで設定できる。米国での価格は499.95ドル(約4万5000円)(画像クリックで拡大)

ストロボはポップアップ式。ISO感度800設定時、最大8mまでの照射距離となる。レンズは広いレンジながら細かな画角設定が可能な手動ズーム式を採用する。実際に操作してみたが、回転途中のトルク変化も少なく、スムーズなフィーリングでズーミングできた(画像クリックで拡大)

FinePix HS10の背面。左端に機能ボタンが縦一列に並び、各社の一眼レフカメラに似た操作が可能。上下可動式の液晶モニターは3型の23万ドットで、液晶ビューファインダーも備える(画像クリックで拡大)

右手操作部分。モードダイヤルの右側に回転式のダイヤルを備えるのがユニーク。背面には独立した動画撮影ボタンを装備し、モードダイヤルを切り替えずに1920×1080ドットのフルHD動画撮影が楽しめる。バッテリーは単3形乾電池を利用する(画像クリックで拡大)

ソニーのCyber-shotが備える「スイングパノラマ」と同様、カメラを横に振るだけでパノラマ撮影が楽しめる「Motion Panorama」を搭載。秒間10コマの連続高速撮影や、1枚の写真に連続した5枚分の動きを焼き込んだ「Multi Motinon Capture」など、CMOSセンサーの高速性を活かしたユニークな機能を備える(画像クリックで拡大)