春商戦向けパソコンの多くが採用するインテルの最新CPU「Core i」シリーズ。「Core 2」シリーズの後継に当たるCPUだ。Core i7/i5/i3と複数のブランドがあり、種類も豊富だ。Core 2 Duoからどのくらい速くなっているのか、ブランドごとでどの程度差があるのか、気になる性能をベンチマークテストで比較した。

新Core iシリーズの特徴

 新Core iシリーズの特徴をおさらいしておこう。

 マルチコアのCore iシリーズはCPU内部の構造がCore 2シリーズと異なる。最新のCore iシリーズは、チップセットに内蔵していたメモリーコントローラーとグラフィックスコアをCPUに内蔵してデータのやりとりを高速化した。また、新機能として、使わないコアへの電力供給をオフにして、使うコアのクロック周波数を一時的に高める「ターボブースト機能」、1つのコアで2つのスレッドを同時に実行する「ハイパースレッディング機能」を盛り込んだ。ノートパソコン向けのCore iシリーズには、負荷の低いときに描画機能の動作周波数を引き上げる「Intel HD Graphics with dynamic frequency」も備える。

 ハイエンド向けのCore i7、メーンストリーム向けのCore i5、低価格パソコン向けのCore i3というのが各ブランドの大まかな位置付けだ。それぞれノートパソコン用とデスクトップ用がある。デスクトップ向けにはPentium G6950というPentiumブラウドの製品が一つある。Core i3よりも性能、価格共にワンランク下のエントリーCPUだ。ターボブーストやハイパースレッディング機能の有無はモデルごとに異なる。コアの数は製品によって2コアまたは4コア。将来的には6コアの製品も登場すると予想される。

CPU内部にメモリーコントローラーを内蔵。1月に発表したものは、従来はチップセットに内蔵していたグラフィックスコアもCPUに内蔵した(画像クリックで拡大)

「Core i*」に続く数字はグレードを示し、数値が大きい方が上位モデルとなる。末尾にMが付くのはノートパソコン用。LM、UMは低電圧版と超低電圧版のモバイルノート向けだ(画像クリックで拡大)