日経トレンディ3月号(2月4日発売)では、急速に生活や仕事を変えつつある次世代ネットサービスの全貌について紹介している。このネット業界で今、最重要キーワードの一つになっているのが「クラウド」だ。

 ネットサービス業界で今、合言葉になっている「クラウド(クラウド・コンピューティング)」。直訳すると「雲」。一般的には「インターネット経由でさまざまなサービスを享受すること」を指す。

 これ自体は特に新しい概念ではなく、例えば「Gmail」などのウェブメールや、地図サービスなどもクラウドの一種だ。それが今、注目を集めている理由は、私たちのビジネスや生活を劇的に変えるサービスが次々と生まれているためだ。

 その代表例といえるのが、「Evernote(エバーノート)」。ユーザーがアップロードしたあらゆる情報を「ノート」というかたちで整理し、いつでも検索できるようにするこのサービスは、日本でも熱心なファンが多い。最近はiPhone向けに一部日本語化したアプリがリリースされ、日本語サイトもオープンした。創業者でありCEOのフィル・リービン氏に、エバーノート成功の理由と、今後の進化の方向性を聞いた。

EVERNOTE CEO フィル・リービン(Phil Libin)
 08年にエバーノートのCEOに就任。過去にも起業の経験がある。オフィスはシリコンバレーで、隣の建物には同じくベンチャーのEye-Fiが入居している(画像クリックで拡大)

シリコンバレーにあるエバーノートの本社(画像クリックで拡大)