パナソニックは2010年1月13日、デジタルビデオカメラ「フルハイビジョン愛情サイズシリーズ」の最新モデルを発表した。ラインアップはメモリー記録タイプの「HDC-TM70(内蔵96GB)/TM60(内蔵64GB)」、HDD記録タイプ「HDC-HS60(内蔵160GB)」の3機種。2月20日発売で、価格はオープン。予想実売価格はHDC-TM70が12万円前後、HDC-TM60/HS60が10万円前後。
3機種とも光学系は同じで、撮像素子に1/4.1型の約332万画素MOSセンサー(動画有効約211万画素)を採用。35mmフィルム換算で35.7mm〜893mmの自動絞り25倍電動ズームレンズを搭載する。映像処理エンジンに新開発の「HDクリスタルエンジン・プロ」を搭載し、輪郭部や細かい部分、変化の少ない部分などにそれぞれ最適な画像処理をする超解像技術を採用。これによって画質をそのままに、35倍まで倍率を上げられる「iAズーム」を実現した。手ブレ補正機能には「新・手ブレ補正(POWER O.I.S)」を搭載。ジャイロセンサーを一新することで、より手ブレ補正の精度を向上した。
従来の顔認識に加えて、ビデオカメラとしては初めて個人認識機能を搭載。登録した人の顔を見つけると、優先的にピントと明るさを合わせることができるようになった。個人認識は6人まで登録可能で、一つの画角内で3人まで表示できる。また、個人認識で登録した顔のシーンを抽出して再生する「顔ハイライト再生」機能も内蔵した。
風の強い屋外などで生じやすい風切り音を自動で抑制する「風音キャンセラー」機能も新たに搭載した。マイクに集音される風雑音の成分を抽出して逆位相の成分を生成することで、風雑音の成分を打ち消すというもの。低音域を一律カットするのではなく、風による雑音を検知して抑制するため、臨場感を損ねずにクリアな音声を記録できる。
撮影時にカメラが被写体の顔の有無、明るさ、コントラスト、距離の情報から5つのシーンを自動で認識し、露出やコントラストを自動的に制御する「おまかせiA」機能を新たに採用。動画撮影時は「人物」「風景」「スポットライト」「ローライト」「iAノーマル」を自動で判別し、それらのシーンに合わせて撮影できる。静止画モード時でも「人物」「風景」「夜景」「夜景&人物」「マクロ」「iAノーマル」の自動判別に対応する。
記録メディアは内蔵メモリー(TM70/TM60)、内蔵HDD(HS60)のほか、SD/SDHC/SDXCカードに対応。最高画質の「HAモード(約17Mbps)」でTM70なら約12時間40分、TM60なら約8時間30分、HS60なら約21時間の動画撮影が可能だ。連続撮影時間はTM70/TM60が付属バッテリーで約1時間50分(実撮影時間は約55分)、HS60が約1時間35分(HDD記録時。実撮影時間は約50分)。
本体サイズはTM70/TM60が幅51.5×高さ65.5×奥行き112mm、HS60が幅54.5×高さ65.5×奥行き112mm。撮影時重量はTM70が約302g、TM60が約301g、HS60が約369g。
(文/安蔵靖志=日経トレンディネット)











