CES2010の東芝ブースでは、1月6日に行われたプレスカンファレンスに引き続き「CELL TV」を前面に押し出したデモを実施していた。BDドライブ内蔵、3D対応と、日本版とはひと味違ったモデルだけに、展示は「3D」と「高画質」がメーンだ。

 「CELL TV」は北米で秋に発売予定のモデルだが、CES全体を通じて「REGZAシリーズ」の発表に関する展示は一切行われなかった。3D時代のテレビとしてCELL TVの知名度を上げようという意気込みを感じた展示内容だ。

漆黒で固められた、CELL TV一色の東芝ブース。なお、北米版には「REGZA」の名称を使わないとのこと(画像クリックで拡大)

65V型の試作機を使った「KIRA2(キラキラ)」パネルのデモ。512ブロックに分割したLEDバックライトの部分駆動による高コントラスト比をアピールしていた(画像クリックで拡大)

技術デモとして、フルHDの4倍にあたる「4k2kパネル」(3840×2160ドット)搭載機を展示していた。元のソースはフルHDで、超解像技術によって高画質化を行う。超解像処理はすでにチップとして完成しているので、専用チップを用いている。なお、4k2kパネル搭載機の発売は非常に高価になるため、まだ難しいとのことだ(画像クリックで拡大)

LEDバックライト部分駆動のデモ。この展示機は通常のテレビから拡散板を省いたもの。映像に応じて点灯するLEDの駆動状態を、見た目にも分かりやすく展示していた(画像クリックで拡大)

「ネット超解像」技術のデモ。YouTubeなどの低解像度ソースを、超解像度によって高解像度化する技術。日本版でもソフトウエアアップデートで提供予定の技術だ(画像クリックで拡大)

3Dのジェスチャー対応インターフェースのデモ。画面の前に手をかざしてメニューを操作できる。メニューも3D表示で、3Dメガネを掛けると立体的に表示される。実装にはセンサーが必要なため、ソフトウエアアップデートだけでは使用できない。こちらは将来に向けた技術デモという位置付けだ(画像クリックで拡大)

2D-3Dリアルタイム変換技術もデモしていた。実際に見ると、立体感は自然でかなり完成度が高い。変換アルゴリズムは東芝独自開発のもので、CELLのパワーで実装可能とのこと。実写以外のゲームやアニメなどでも、奥行き感のある映像であれば対応可能だという。しかし平坦な絵のアニメは難しいとのことだ(画像クリックで拡大)