注目を集めている次世代照明「LED電球」。相次いで発売される各社の製品を比べてみると、意外なほど大きな差があった!

 ※この記事は日経トレンディ12月号(11月4日発売)別冊付録「エコビジネス ヒットの新潮流」の一部を抜粋したものです。情報は発売時点のものになります。

LED電球でシャープが台風の目
巻き返し図る東芝、パナソニック

 東芝ライテックが開いたLED電球の新製品発表会。登壇した東芝の室町正志副社長は、「東芝は今年をLED元年と位置づけ、さらなる技術の革新に努める」と宣言した。

 今年、一般電球形のLED電球の発売が各社から相次いでいる。販売店の店頭は、各社の電球の場所取り合戦が激化。価格も、今年初めと比べると半分の、4000円以下に値下がりした。

 先行したのは、東芝ライテックだった。2月に、電球直下の明るさが40W白熱電球と同等のLED電球を3月から売り出すと発表。実売価格は8000円程度だった。

 シャープがこれに待ったを掛けた。6月に、実売価格が3000円台からになる「600/400シリーズ」を発表。「消費者に説明できる価格設定にしたかった」と、シャープLED照明事業推進センターの桃井恒浩副所長兼商品企画部長は振り返る。

 シャープの参入で市場は一気に流動化。態勢を立て直した東芝ライテックが、シャープと同等の価格の製品を発表したのをはじめ、パナソニック、NECライティング、三菱電機オスラム、日立ライティングなどが続々と製品を発表した。今出しておかなければ後で挽回できないという考えからだ。

LED電球とは?

 光源にLEDを用いた電球。今年後半、従来の白熱電球と取り換えられるE26口金の製品が各社から登場し、店頭は一気に盛り上がっている。価格競争とともに性能競争も勃発。東芝は8.7Wの消費電力で業界トップの明るさと効率を誇る「LEL-AW8L」を発売した。

東芝の最上位モデル。大型LEDを1個内蔵する(画像クリックで拡大)

東芝は「イー・コア」シリーズに、3タイプの明るさの製品をラインアップする(画像クリックで拡大)