前回の記事に続き、パナソニックのマイクロフォーサーズ対応デジタル一眼「LUMIX DMC-GF1」の実力を検証していこう。同じマイクロフォーサーズ規格を採用するオリンパスイメージングの「オリンパス・ペン E-P1」との画質比較も交え、両製品の違いを見ていきたい。


パナソニック

LUMIX DMC-GF1

発売日:2009年9月18日

■「LUMIX DMC-GF1」のラインアップと実売価格
LUMIX DMC-GF1
ボディー
LUMIX DMC-GF1K
レンズキット
(ズームレンズ付属)
LUMIX DMC-GF1C
レンズキット
(パンケーキレンズ付属)
実売価格 6万9800円 8万9800円 8万9800円
最新価格情報
■「オリンパス・ペン E-P1」のラインアップと実売価格
E-P1
ボディー
E-P1
パンケーキキット
E-P1
レンズキット
E-P1
ツインレンズキット
実売価格 8万9800円 9万9800円 10万9800円 12万9800円
最新価格情報

 LUMIX DMC-GF1(以下、GF1)のライバルといえば、同じマイクロフォーサーズ規格を採用するオリンパスイメージングの「オリンパス・ペン E-P1」「オリンパス・ペン E-P2」だろう。マウントが共通で同じレンズが使えるだけではなく、ファインダーを内蔵せずにボディーを薄型コンパクトにまとめている点も共通だ。方向性が似た製品であり、購入の際に両社を比較検討する人は多い。

同じマイクロフォーサーズ規格を採用するパナソニックの「LUMIX DMC-GF1」(上)とオリンパスイメージングの「オリンパス・ペン E-P1」(下)。コンセプトはとてもよく似ているが、装備やデザイン、画質面でどのような違いがあるのだろうか(画像クリックで拡大)

 GF1とE-P1で目立つ違いといえば、内蔵ストロボの有無が挙げられる。GF1は、小さいがストロボを内蔵しているのに対し、E-P1はストロボを内蔵せず、別売の外部ストロボを使用しなければならない。

 手ぶれ補正機構の有無も大きな違いだ。パナソニックは、基本的にレンズ内手ぶれ補正機構を採用しているので、GF1はボディー内に補正機構を搭載しない。ただ、薄型の20mmパンケーキレンズは手ぶれ補正機構がないので、うっかりするとブレた写真を連発しかねない。それに対し、E-P1はイメージセンサーを移動させるボディー内手ぶれ補正を内蔵しているので、すべてのレンズが手ぶれ補正対応となるのがメリットだ。

コンパクトデジカメのLUMIXシリーズと同様、DMC-GF1(右)は本体にストロボを内蔵する。比較的小ぶりながら、高くポップアップしてレンズによるケラレを防ぐ工夫がなされている(画像クリックで拡大)

DMC-GF1に付属する20mmのパンケーキレンズは、他のレンズと異なり手ぶれ補正機構を持たない。GF1においては「最新デジカメは手ぶれ補正が当たり前」という思い込みは禁物(画像クリックで拡大)

 動画に関しても違いが見られる。GF1は、ハイビジョン映像を長時間記録できるAVCHDの派生規格「AVCHD Lite」に対応しており、撮影済みのSDメモリーカードを対応テレビに挿入するだけで再生できる。E-P1は、デジカメで主流のMotionJPEG形式を採用する。再生や編集でパソコンとの親和性が高いが、AVCHD Liteと比べると画質やファイルサイズの面で劣る。